2008年09月09日

米国・火星探査機が火星の雲を撮影、火星が一段落で次は月探査か

米国・NASAの火星探査機フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)が、火星の雲を撮影したとの発表がありました。



映像



10分間に10枚を撮影して、動画として構成した映像との事。その為、動画での雲の動きは早くなっています。


フェニックス・マーズ・ランダーは、2007年8月4日に打ち上げられ、5月25日(日本時間5月26日)に火星の北極付近に軟着陸に成功しました。着陸後は、氷らしきものを確認したり、順調に調査を進めていました。

「火星にも雲がある」という事については、火星には今も(以前にも)水(氷)があるという知見に向けて科学的な実証を積上げていく重要な過程を示すものであろうと思います。



話しは全く別の方向・次元に飛びます。

米国・NASAは今、火星を集中的に探査しているようですが、NASAは2018年に再び宇宙飛行士を月面へ送る計画(月面探査)を持っています。既に着実な歩みを進めています(次期宇宙船「オリオン[Orion]」など)。


一方日本は、現在「かぐや」で月を周回軌道上からの観測調査をしていますが、こんな構想も持っているようです。





2025年、月面基地に人型ロボットが住む――?」も参照。


それにしてもJAXAの構想は、兎も角も出ているという事でしょうが、実現の裏付けとなる文部科学省や宇宙開発委員会の政策・施策の将来構想の資料は:


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/uchuu/reports/08031303.htm


宇宙開発に関する長期的な計画」を基に、平成20年4月に策定した「独立行政法人宇宙航空研究開発機構が達成すべき業務運営に関する目標(中期目標)を設定しています。


この中では、施策や取組み姿勢は出てきますが、何時までにどのレベルまで実現するかといった大胆な目標が出ていないのは残念・・・・・




【改訂】2008/09/09 18:00 (参考に追記)

(かぐや)後継機・無人探査車・月面着陸機




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2008年05月03日

2Mbps高画質の月周回衛星「かぐや」の撮影ビデオ


以前に、本ブログ:
月周回衛星「かぐや」が撮影の「満地球の出」と「満地球の入り」
で、ハイビジョンカメラで撮りながら、実際はハイビジョン映像になっていないWebページを紹介しましたが、ハイビジョン映像サイズ(2Mbps)のアーカイブページがありました(5月2日アップ)ので遅ればせながら紹介します。

リンク先ページの「高画質 2Mbps」をクリックしてください。





同じページですが、「月のおもて」と「月のうら」側の写真があります。









ポール・スピューディスさんが、「『クレメンタイン』と『ルナ・プロスペクター』計画により、月の極域が非常に興味深い場所であることが分かりましたが、その領域を本格的に調査したことはありません。」と言っていますが、起伏のある地形が明確に分かると納得。


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2008年04月12日

月周回衛星「かぐや」が撮影の「満地球の出」と「満地球の入り」


以前に月周回衛星「かぐや(SELENE)」が「地球の出」と「地球の入り」の映像を送ってきた事を紹介していますが、その時は地球に少し黒い部分がありました。



今回公開されたのは、地球が満月ならぬ「満地球」の出と入り。「かぐや」から満地球を撮影できるタイミングは、月、地球、太陽と「かぐや」の軌道が一直線という位置関係に並ぶ年に2回しかない貴重なものとか。

早速見てみましょう。

「満地球の出」ハイビジョンカメラによる映像(解像度:480X270px 音声無し)
かぐや 満地球の出.bmp
(クリックでハイビジョン映像へ)


「満地球の入り」ハイビジョンカメラによる映像(解像度:480X270px 音声無し)
かぐや 満地球の入り.bmp
(クリックでハイビジョン映像へ)


また、通常の運用体制に入ってから搭載しているレーザ高度計で計測した、極域(緯度75度以上)を含む月全球の高さの収集データは膨大なものになってきているようで、それらを使って月の地形図を公開しています。従来のデータの土地高度の識別能力は100~200メートルであったものが、今回場合は5メートルと高精度になっているとの事。





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2007年12月28日

月周回衛星「かぐや」が定常運用へ


月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、これまで「クリティカルフェーズ」と称して、搭載機器(バス機器、観測機器)の初期機能確認を約2ヶ月にわたり実施しました。初期機能確認を行った15種類の観測ミッションの状況は、一部制限があるもののほぼ計画通りの確認結果が得られたとの事で、定常運用へ移行しました。今後、定常運用を約10ヶ月間行い、「月の科学」等のためのデータを取得していく予定。


尚、クリティカルフェーズ終了後に撮影されたハイビジョンカメラによる月の画像が、新たに公開されています。

リオーと南の海
かぐや_リオーと南の海.bmp


ポシドニウスと晴れの海
かぐや_ポシドニウスと晴れの海.bmp



南極での三日地球の出と金星
かぐや_南極での地球の出と金星.bmp



雨の海から虹の入り江とユラ山脈
かぐや_虹の入り江とユラ山脈.bmp




参考:宇宙航空研究開発機構(JAXA)



posted by 鎌倉太郎 at 00:15| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

「かぐや」から『地球の出』と『地球の入り』の映像


宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本放送協会(NHK)は、月周回観測軌道にある月周回衛星「かぐや(SELENE)」からの映像として、ハイビジョンカメラによる『地球の出(Earth rise)』と『地球の入り(Earth set)』を公開しました。


早速見て頂きましょう。

「地球の出(Earth rise)」(480×270ピクセルに圧縮、音声無し)
かぐや地球出.bmp(クリックで開始)


「地球の入り(Earth set)」(480×270ピクセルに圧縮、音声無し)
かぐや地球入り.bmp(クリックで開始)


posted by 鎌倉太郎 at 22:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

月周回衛星「かぐや」が、月面ハイビジョンカメラで世界初撮影


宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本放送協会(NHK)は、月周回観測軌道にある月周回衛星「かぐや(SELENE)」から、世界初のハイビジョンによる高度約100kmからの月面撮影に成功しました。

それらの映像(静止画、動画)を見る事ができます。


JAXAプレスリリース > 月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による世界初の月面撮影の成功について


posted by 鎌倉太郎 at 21:08| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年10月29日

月周回衛星「かぐや」のミッション解説番組

月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、子衛星2機を分離し、観測機器を常に月面に向ける定常制御モードに移行しています。搭載機器のチェックアウトを行った後、12月中旬頃から定常観測を開始する予定です。

そこで、「かぐや」のミッションを解説した番組動画が、YouTubeに登録されていますので、見てください。知っておけば、「かぐや」情報が入ってきた時に興味も倍増かと思います。

かぐやKAGUYA(SELENE): Mission Part1(in Japanese)    4分5秒
かぐやMissionVol1.bmp


かぐやKAGUYA(SELENE): Mission Part2       7分26秒
かぐやMissionVol2.bmp



かぐやKAGUYA(SELENE): Mission Part3(in Japanese)     7分14秒
かぐやMissionVol3.bmp


かぐやKAGUYA(SELENE): Mission Part4 (in Japanese)     1分39秒
かぐやMissionVol4.bmp


 かぐやKAGUYA(SELENE): Mission Part5 (in Japanese)     2分22秒
かぐやMissionVol5.bmp





 かぐやKAGUYA(SELENE): 月探査の未来・過去 (in Japanese)   8分30秒
かぐや月探査・過去と未来.bmp

posted by 鎌倉太郎 at 20:07| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年10月25日

月周回衛星「かぐや」の高精細イラスト集


月周回衛星「かぐや」が、子衛星「おきな」と「おうな」を切り離した後、月を回る観測軌道に入った事は既に報道されました。12月中旬にはハイビジョン画像が見られる様になるでしょうが、それまでは高精細の「かぐや」イラストのダウンロードで我慢しましょう。
http://www.kaguya.jaxa.jp/ja/document/illustration_j.htm


サムネールをクリックすると拡大できます。各画像は、幅 1024ピクセル、縦 672ピクセル~829ピクセルです。ダウンロードして壁紙にできます。(あくまでも、個人利用の範囲で・・・・)

イラストの例:
かぐやイラストKAGUYA-0004_s.jpg   かぐやイラストKAGUYA-0009_s.jpg

posted by 鎌倉太郎 at 00:32| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年09月15日

米グーグル、月面探査コンテストに賞金・総額3000万ドル


米グーグルは13日、賞金総額3000万ドル(約34億円)の月面探査コンテスト「Google Lunar X PRIZE」を実施すると発表しました。非営利団体の「Xプライズ財団」と共同で実施するとの事。

賞金獲得の条件は、2012年までに民間出資で探査機を月に着陸させて月面を500メートル以上移動し、動画像などのデータを地球に送信する事。参加国の制限はありません。
大賞は2000万ドルで、2位は500万ドル。月で水や氷を発見した際などは500万ドルの「ボーナス賞」を追加する。賞金はすべてグーグルが負担、期限までに勝者が出ない場合は賞金を減額して2年間延長する。
GoogleLunarX-PRIZE.bmp
【GoogleLunarX-PRIZE】

日経の記事:
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2M1400I%2014092007

「Xプライズ財団」の広報:
Google Sponsors Lunar X PRIZE to Create a Space Race for a New Generation
$30 Million Purse to be Awarded to Winners
http://www.xprize.org/lunar/press-release/google-sponsors-lunar-x-prize-to-create-a-space-race-for-a-new-generation

米グーグルは最近、「グーグル・アース」に「sky」機能を追加して、宇宙・銀河系を見られるようにしたり、宇宙に関心を持っているようでした。また、夏頃から話題になっている日本の月周回衛星「かぐや」にも触発された?

「グーグル・アース」のダウンロード、「sky」機能の使い方説明(動画)については、以下のURLを参照。

http://earth.google.com/sky/skyedu.html
GoogleEarth-sky.bmp
【GoogleEarth-sky説明】

「Xプライズ財団」は、このブログ:「スペースシップワンで宇宙旅行映像」でも紹介していますが、「民間宇宙船開発」を促す賞金制度「ANSARI X PRIZE」を出しています。これに対してはスケールド・コンポジッツ社が「スペースシップワン」で2004年に実現し賞金1000万ドルを獲得しました。
その後、商用の「スペースシップツー」を開発中で、米国・ニューメキシコ州に宇宙船基地を作ろうとしています。

posted by 鎌倉太郎 at 03:51| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年09月14日

JAXA 、「かぐや」打ち上げが成功!


種子島宇宙センターから月周回衛星「かぐや」(SELENE)/H-ⅡAロケット13号機(H-ⅡA・F13)の打上げが、予定通り9月14日10時31分01秒(日本標準時)に行われ成功しました。

関係者の方々にはお祝い申し上げます。


以下のURLで打上げの映像を見ることができます。
http://www.jaxa.jp/countdown/f13/index_j.html

かぐや打上げ成功.bmp
【かぐや打上げ成功】


打上げ成功で最初のステップは成功裏に通過しました。しかし、月周回衛星「かぐや」が成功したかは、本当はこれからのミッションが遂行できるかによります。

「かぐや」は主衛星(月周回衛星)と、2機の副衛星(リレー衛星・VRAD(ブイラド)衛星)から構成されています。主衛星は月付近に到達します。月に到達すると、高度100キロメートルの極周回円軌道に投入されます。リレー衛星は、その途中の遠月点高度2400キロメートルの楕円軌道に乗り、月の裏側の重力場計測のため、地上局と主衛星との間の通信を中継します。さらに、VRAD衛星が、遠月点高度800キロメートルの楕円軌道に投入されます。VRAD衛星は、電波を送信することで、月の周りの重力場を測る役割を担います。主衛星は約1年間運用され、その間に月の全球観測を行います。


次のポイントは月周回軌道に入って活動を開始した時点になります。

posted by 鎌倉太郎 at 20:40| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする