2016年02月07日

月に向かうロケットから小型衛星を深宇宙に向けて放出する計画


米国NASAのニュース・リリースによると、2018年にスペース・ローンチ・システム(Space Launch System)で無人でのオリオン(Orion spacecraft)を打ち上げる際に、第2のペイロードとして多数の小型人工衛星(CubeSat)を搭載すると発表しました。



スペース・ローンチ・システムとオリオンは、米国NASAで開発している火星への有人探査を念頭に置く大型打ち上げロケットと宇宙船です。その最初のミッション(SLS-1/EM-1、Exploration Mission 1、2018年で計画)は、(オリオンは無人で)月周辺を航行する事を目指しています(こちらを参照)。

大型の衛星打ち上げで余力があれば、既に小型衛星は相乗りで打ち上げるような事をしていますが、これらはあくまでも地球周回軌道に乗せる範囲です。しかし、スペース・ローンチ・システムでは地球周回軌道から離脱した上で小型衛星を深宇宙に放出しようとするものです。

今回の発表では、13個の小型衛星の内10個はNASAなど米国内向けですが、残り3個は国際パートナーに振り向ける予定にしています。日本からも良い提案をして欲しいと思います。小型衛星放出の様子をアニメーションにした動画がこちらにあります。



 
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2015年10月23日

個人のプロジェクトで歴史的なアポロ計画における写真を収集して、Flickr ギャラリーに公開


個人的に立ち上げた「Project Apollo Archive」が、他の支援を受けながら歴史的なアポロ計画における写真を収集して、Flickr ギャラリーとしてまとめられました(こちらを参照)。



こちらの様な熱狂的な想い・情熱があってできる事なのだと感心。ベースとする写真の蓄積・整理の様子もこちらで分かります。




更に、こちらの様にクルーと管制室とのやりとりを詳細に記録している(残そうとしている)社会風土(or 社会的DNA)もあるからなのでしょうか。



月の資源探査ミッションへの雰囲気が出そうになってきているので、単に懐かしむだけではないという良いタイミングなのかも知れません。


 
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2009年10月12日

水の存在を調査する月面衝突探査機「エルクロス」が月面衝突に成功

水の存在を調査する月面衝突探査機「エルクロス(LCROSS)」が、月面衝突に成功との事(ミッションと経緯についてはこちらを参照)。
(注:LCROSS=Lunar Crater Observation and Sensing Satellite)





これまでにも日本の月周回衛星「かぐや」を初め、衝突させて舞い上がるちりの観測をして水分の存在を確認しようとしていますが、重量とスピードの不足で成果は出なかったようです。



「エルクロス」は、2009年6月に「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」と一緒に打ち上げられて、まず最初に切り離した「ルナー・リコネサンス・オービター」が月周回して月面の調査をしている間に、高速で衝突する準備をしていました。
(注:LRO=Lunar Reconnaissance Orbiter)

「エルクロス」では、打上げ時のアトラスV上段(セントール・ロケット)をつけたままで月まで向かい、最初に衝突させてそれで舞い上がったちりを観測すると共に、自らもその近くに衝突しようというもの。

衝突のスピードを上げる為、LGALROと呼ばれる地球と月の両方の周りを回るような軌道を使って勢いをつけました。
(LGALRO=月重力アシスト・月帰還軌道: Lunar Gravity Assist, Lunar Return Orbit)。

衝突させる場所は、水(氷)が存在する可能性の高い月の南極付近で太陽の光が当たらない月のクレーターに設定されていました。

ミッションの概略をアニメーションにしたYouTube動画があります。

LCROSS Mission Overview - NASA Official Video





実際に衝突する際の(NASA TV)映像はこちら

LCROSS Lunar Impact






衝突で舞い上がったちりの観測は、月周回軌道にある「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」が観測しますし、地上での観測体制も取っているようでした。今回の計画推進者によると「全てが巧く行った」との事で、観測結果が楽しみです。


 
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2009年07月22日

月周回衛星「かぐや」の観測データを使って、「Google Earth」にリアルな月面モードが

公式ブログによると、日本の月周回衛星「かぐや(SELENE)」の観測データを使って、「Google Earth」にリアルな月面モードが実現しました。

「Google Earth」のバージョン5.0(インストールはこちらからダウンロード)で利用できます。



「Google Earth」の起動後に、土星アイコンのプルダウンから「月」を選択。月面に近づいて「YouTube」マークやカメラマークをクリックすれば、実際に月面で宇宙飛行士が撮影した映像・写真が見られます。




カメラマークをクリックすると、ワイドの(小さい)写真が表示されるので、「Fly into this high-resolution photo」をクリックすると、高解像度の写真モードとなりマウスのドラッグか右上の小窓を移動させて、写真の左右を見える事ができます。



各アポロの着地点に素早く行くには、左にある「レイヤ」の「月のギャラリー」→「アポロミッション」の「アポロxx号」をクリックします。





写真のサムネイル一覧から見たい場所のカメラマークが付いたサムネイルをクリックすると、高解像度の写真モードとなりマウスのドラッグか右上の小窓を移動させて、写真の左右を見る事ができます。





各アポロの着地点(番号の付いた旗を持つ宇宙飛行士のいる近くの場所)には、3Dの着陸船「Eagle」が見られます。






左の「レイヤ」にある「ガイドツアー」で「アポロ11号:Buzz Aldrin」をクリックして、更に出てきた小ウインドーの「Play this tour」をクリックすると、着地するまでのシミュレーション・アニメが見られます。









着地点に近づくと、着陸船「Eagle」の船内からの景色になります。






同様に「ガイドツアー」の「アポロ17号:」では、月面探査のルートに沿って地形の様子が示されます。






更に「レイヤ」の「歴史的地図」の下レベルには、「地質図」と「地形図」があり、チェックを入れると月面の表示が変わります。


 
posted by 鎌倉太郎 at 10:34| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

月周回衛星「かぐや」のラストショット撮影画像

日本の月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、6月11日に月面に制御落下しましたが、その際に迫る月面をハイビジョンカメラ(HDTV)で撮影した映像が公表されました。

2007年9月に打上げが成功して以来、数々の素晴しい映像を送ってくれました。これまでの映像を含め経緯を本ブログ内のこちらで確認できます。

十分な成果を挙げて月面に制御落下した「かぐや」ですが、今回の映像がラストショットという訳です。下の各サムネイルをクリックすると拡大します(高画質映像)。各写真の間隔は1分であるとの事。下の画像に行くほど月面に近くなっている事になります。


1.高度27.8km




2.高度25.4km




3.高度23.9km




4.高度20.7km




5.高度18.4km




6.高度16.2km




7.高度14.1km






尚、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のYouTubeチャンネルがこちらにできています。





 
posted by 鎌倉太郎 at 19:47| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2008年09月09日

米国・火星探査機が火星の雲を撮影、火星が一段落で次は月探査か

米国・NASAの火星探査機フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)が、火星の雲を撮影したとの発表がありました。



映像



10分間に10枚を撮影して、動画として構成した映像との事。その為、動画での雲の動きは早くなっています。


フェニックス・マーズ・ランダーは、2007年8月4日に打ち上げられ、5月25日(日本時間5月26日)に火星の北極付近に軟着陸に成功しました。着陸後は、氷らしきものを確認したり、順調に調査を進めていました。

「火星にも雲がある」という事については、火星には今も(以前にも)水(氷)があるという知見に向けて科学的な実証を積上げていく重要な過程を示すものであろうと思います。



話しは全く別の方向・次元に飛びます。

米国・NASAは今、火星を集中的に探査しているようですが、NASAは2018年に再び宇宙飛行士を月面へ送る計画(月面探査)を持っています。既に着実な歩みを進めています(次期宇宙船「オリオン[Orion]」など)。


一方日本は、現在「かぐや」で月を周回軌道上からの観測調査をしていますが、こんな構想も持っているようです。





2025年、月面基地に人型ロボットが住む――?」も参照。


それにしてもJAXAの構想は、兎も角も出ているという事でしょうが、実現の裏付けとなる文部科学省や宇宙開発委員会の政策・施策の将来構想の資料は:


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/uchuu/reports/08031303.htm


宇宙開発に関する長期的な計画」を基に、平成20年4月に策定した「独立行政法人宇宙航空研究開発機構が達成すべき業務運営に関する目標(中期目標)を設定しています。


この中では、施策や取組み姿勢は出てきますが、何時までにどのレベルまで実現するかといった大胆な目標が出ていないのは残念・・・・・




【改訂】2008/09/09 18:00 (参考に追記)

(かぐや)後継機・無人探査車・月面着陸機




posted by 鎌倉太郎 at 16:50| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

2Mbps高画質の月周回衛星「かぐや」の撮影ビデオ


以前に、本ブログ:
月周回衛星「かぐや」が撮影の「満地球の出」と「満地球の入り」
で、ハイビジョンカメラで撮りながら、実際はハイビジョン映像になっていないWebページを紹介しましたが、ハイビジョン映像サイズ(2Mbps)のアーカイブページがありました(5月2日アップ)ので遅ればせながら紹介します。

リンク先ページの「高画質 2Mbps」をクリックしてください。





同じページですが、「月のおもて」と「月のうら」側の写真があります。









ポール・スピューディスさんが、「『クレメンタイン』と『ルナ・プロスペクター』計画により、月の極域が非常に興味深い場所であることが分かりましたが、その領域を本格的に調査したことはありません。」と言っていますが、起伏のある地形が明確に分かると納得。


posted by 鎌倉太郎 at 18:32| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

月周回衛星「かぐや」が撮影の「満地球の出」と「満地球の入り」


以前に月周回衛星「かぐや(SELENE)」が「地球の出」と「地球の入り」の映像を送ってきた事を紹介していますが、その時は地球に少し黒い部分がありました。



今回公開されたのは、地球が満月ならぬ「満地球」の出と入り。「かぐや」から満地球を撮影できるタイミングは、月、地球、太陽と「かぐや」の軌道が一直線という位置関係に並ぶ年に2回しかない貴重なものとか。

早速見てみましょう。

「満地球の出」ハイビジョンカメラによる映像(解像度:480X270px 音声無し)
かぐや 満地球の出.bmp
(クリックでハイビジョン映像へ)


「満地球の入り」ハイビジョンカメラによる映像(解像度:480X270px 音声無し)
かぐや 満地球の入り.bmp
(クリックでハイビジョン映像へ)


また、通常の運用体制に入ってから搭載しているレーザ高度計で計測した、極域(緯度75度以上)を含む月全球の高さの収集データは膨大なものになってきているようで、それらを使って月の地形図を公開しています。従来のデータの土地高度の識別能力は100~200メートルであったものが、今回場合は5メートルと高精度になっているとの事。





posted by 鎌倉太郎 at 02:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする

2007年12月28日

月周回衛星「かぐや」が定常運用へ


月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、これまで「クリティカルフェーズ」と称して、搭載機器(バス機器、観測機器)の初期機能確認を約2ヶ月にわたり実施しました。初期機能確認を行った15種類の観測ミッションの状況は、一部制限があるもののほぼ計画通りの確認結果が得られたとの事で、定常運用へ移行しました。今後、定常運用を約10ヶ月間行い、「月の科学」等のためのデータを取得していく予定。


尚、クリティカルフェーズ終了後に撮影されたハイビジョンカメラによる月の画像が、新たに公開されています。

リオーと南の海
かぐや_リオーと南の海.bmp


ポシドニウスと晴れの海
かぐや_ポシドニウスと晴れの海.bmp



南極での三日地球の出と金星
かぐや_南極での地球の出と金星.bmp



雨の海から虹の入り江とユラ山脈
かぐや_虹の入り江とユラ山脈.bmp




参考:宇宙航空研究開発機構(JAXA)



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2007年11月14日

「かぐや」から『地球の出』と『地球の入り』の映像


宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本放送協会(NHK)は、月周回観測軌道にある月周回衛星「かぐや(SELENE)」からの映像として、ハイビジョンカメラによる『地球の出(Earth rise)』と『地球の入り(Earth set)』を公開しました。


早速見て頂きましょう。

「地球の出(Earth rise)」(480×270ピクセルに圧縮、音声無し)
かぐや地球出.bmp(クリックで開始)


「地球の入り(Earth set)」(480×270ピクセルに圧縮、音声無し)
かぐや地球入り.bmp(クリックで開始)


posted by 鎌倉太郎 at 22:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-月探査 | 更新情報をチェックする