2007年12月12日

Web美術館・博物館(26)「オランジュリー美術館」


オランジュリー美術館(仏 : Musée de l'Orangerie)はフランスのパリにある印象派とポスト印象派の美術館です。もともとは、コンコルド広場の隣でテュイルリー公園内にセーヌ川に面して建っているテュイルリー宮殿のオレンジ温室だったのですが、1927年、モネの『睡蓮』の連作を収めるために美術館として整備され、1965年からはフランスに寄贈されたジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨーム(Jean Walter et Paul Guillaume)コレクションの散逸を防ぐために保護に当たっています。
1999年8月から改装のため永らく休館が続いていましたが、2006年5月再オープンしました。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。(下の図をクリック)
オランジュリー美術館.bmp

1.トップページの右下「La Collection Jean Walter et Paul Guillaume」の下にある「Le catalogue」をクリック、収蔵している作者名が表示されます。
 Renoir  Cézanne  Monet  Picasso ・・・・

各々の作者名をクリックしてください。作者名は以下の通り。
①ピエール=オーギュスト・ルノワール (Pierre-Auguste Renoir、1841年 - 1919年)
 フランスの印象派の画家。後期から作風に変化が現れ始めたので稀に後期印象派の画家とされる事もあります。
②ポール・セザンヌ (Paul Cézanne、1839年 - 1906年)
 後期印象派の時期に活躍したフランスの画家、「近代絵画の父」として知られます。
③クロード・モネ(Claude Monet, 1840年 - 1926年)
 印象派を代表するフランスの画家。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求しました。
④パブロ・ピカソ(Pablo Picasso, 1881年 - 1973年)
 スペインに生まれ、フランスで制作活動をした画家・彫刻家。キュビスムの創始者であり、20世紀以降で最も有名な芸術家である。生涯におよそ13,500点の油絵と素描、100,000点の版画、34,000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多作な画家であるとギネスブックに記されている。

2.次の
オランジュリー美術館_作者別カタログへ.gif
をクリックすると、作品のサムネイル一覧となります。

3.作品のサムネイルをクリックすると、作品の画像が出ますが、更に画像をクリックすると拡大画像になります。



オランジュリー美術館では、美術館の2部屋を占めるモネの『睡蓮(Nymphéas)』の大壁画が有名です。この『睡蓮』の展示にあたっては(1)『睡蓮』の部屋には他の作品を展示しない、(2)作品と観客との間に仕切りやガラスなどを設置しない、などモネ自身によって厳しい条件が付けられています。

トップページの下にある、或いは左メニューの「Les Nymphéas」をクリック。
1.展示室の図をクリックすると、展示室の写真になりますので、その写真をクリックして左右に若干動かすと展示室の360度回転ビューになります。肝心の『睡蓮』の展示室は、「Salle 1」「Salle 2」をクリックして、同様に見る事ができます。
オランジュリー美術館_睡蓮展示室.bmp

2.正面から見たい場合は、左メニューにある「L'ensemble de l'Orangerie」をクリック、大壁画の各面毎のサムネイル一覧になりますので、更にそれらの一つをクリック。次の
オランジュリー美術館_睡蓮拡大.bmp
をクリックすると、部分拡大表示となります。

3.次に、別の壁画面に移るには、下の展示室の壁画面を選択クリックしても移動できます。
オランジュリー美術館_睡蓮壁画面.bmp



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2007年11月30日

Web美術館・博物館(25)「テート・ギャラリー」

Web美術館・博物館(25)「テート・ギャラリー」


テート・ギャラリー (The Tate Gallery) は、イギリスのロンドンなど各地にある国立の美術館群です。事業で財を成したサー・ヘンリー・テートが、自身のコレクションを1889年に寄贈しようとしたことが発端。当初はイギリスの1790年以降の美術作品を収蔵展示することが設立の主目的で、ゲインズバラ、ホガース、ターナー、ラファエル前派などの各時代のイギリス絵画の名品が徐々に揃っていき、2000年に新館「テート・モダン」が完成、翌2001年にミルバンクのテート・ギャラリーが「テート・ブリテン」として再開館し、現在に至っています。

テートのコレクションは4つの館が共有し、定期的にコレクションの移動が行われています。
テート・ブリテン 1500年代、テューダー朝以降現代に至るまでの、絵画を中心としたイギリス美術を時代順に展示。
テート・モダン 20世紀以降の国内外の美術・デザインを「人物」「風景」などテーマ毎に展示。
テート・リバプール サー・ヘンリー・テートゆかりの地、リバプールの港湾再開発地区の倉庫を改造し1988年開設。
テート・セント・アイヴス 南部のリゾート地で制作したバーバラ・ヘップワース、ベン・ニコルソンらの作品を中心に展示。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。

テイトギャラリー.bmp


Webページの下部にある
Artist Name:   
Work Title:
に次の作者名と作品名を入れて、検索(「Search」クリック)し、サムネイルをクリックしてください。
更に、作品をクリックすれば拡大イメージで鑑賞できます。

(1)ロセッティ『受胎告知(The Annunciation)』(1850年)
Artist Name:  Rossetti
Work Title:  Annunciation
テイトギャラリーRossettiTheAnnunciation.jpg
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti, 1828年-1882年)は、19世紀のイギリスの画家・詩人。ラファエル前派の一員に数えられています。

(2)ロセッティ『ベアタ・ベアトリクス(Beata Beatrix)』(1861-70年頃)
Artist Name:  Rossetti
Work Title:  Beatrix
テイトギャラリーRossettiBeataBeatrix.jpg

(3)ホガース『自画像(The Painter and his Pug)』(1745年)
Artist Name:  Hogarth
Work Title:  Painter
テイトギャラリーHogarthThePainter.jpg
ウィリアム・ホガース(William Hogarth, 1697年 - 1764年)は、ロココ時代のイギリスの画家。

(4)J.E.ミレー『オフィーリア(Ophelia)』(1852年)
Artist Name:  Millais
Work Title:  Ophelia
ジョン・エヴァレット・ミレイ(Sir John Everett Millais, 1829年 - 1896年)は、19世紀のイギリスの画家。ラファエル前派の一員。
テイトギャラリーMillaisOphelia.jpg

(5)ウィリアム・ホルマン・ハント『良心の目覚め(The Awakening Conscience)』(1853年)
Artist Name:  Hunt
Work Title:  Conscience
テイトギャラリーHuntTheAwakeningConscience.jpg
ウィリアム・ホルマン・ハント(William Holman Hunt、1827年 - 1910年)は、19世紀から20世紀のイギリスの画家。ラファエル前派の一員。

(6)バーン=ジョーンズ『黄金の階段(The Golden Stairs)』(1880年)
Artist Name:  Burne-Jones
Work Title:  Stairs
テイトギャラリーBurneJonesTheGoldenStairs.jpg
サー・エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ(Sir Edward Coley Burne-Jones, 1833年 - 1898年)は、イギリスの美術家。ラファエル前派をイギリス画壇の主流に押し上げた。

(7)バーン=ジョーンズ『コフェチュア王と乞食娘(King Cophetua and the Beggar Maid) 』(1884年)
Artist Name:  Burne-Jones
Work Title:  King Cophetua
テイトギャラリーBurneJonesKingMaid.jpg


(8)『青と金のノクターン-オールド・バターシー・ブリッジ(Nocturne: Blue and Gold - Old Battersea Bridge)』1872-75年頃
Artist Name:  Whistler
Work Title:  Nocturne Bridge
テイトギャラリーWhistlerBlueGold.jpg
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(James Abbott McNeill Whistler, 1834年-1903年)は、19世紀後半のアメリカ人の画家、版画家。色調や画面構成などには浮世絵をはじめとする日本美術の影響が濃い。



著名な特定作品だけを検索しましたが、(1)~(8)の作者名だけを入れると、デッサンも含めて一覧表示されますので試してください。

また、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner, 1775年 - 1851年)は、18世紀末~19世紀のイギリスのロマン主義の画家でイギリスを代表する国民的画家、西洋絵画史における最初の本格的な風景画家の一人という事もあって、Turner Collection(507点)としてまとめられています。

「Turner Collection」へは、テートOnlineのトップページの右メニューから「Tuner」をクリック→作品種類の「・Oil paintings」をクリック。

尚、代表作として上記と同様に検索できます。
(9)ターナー『自画像(Self-Portrait)』(1798年頃)
Artist Name:  Turner
Work Title:  Self-Portrait
テイトギャラリーTurnerSelf-Portrait.jpg



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2007年11月28日

Web美術館・博物館(24)「ナショナル・ギャラリー (ロンドン)」


ナショナル・ギャラリー(ロンドン) (The National Gallery, London) は、イギリスのロンドンにある美術館で、イタリア・ルネサンス、オランダ絵画などの充実したコレクションで知られる。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。
http://www.nationalgallery.org.uk/

ナショナルギャラリー.bmp(クリックで拡大)

左メニューの「COLLECTION」をクリックし、「COLLECTION」の下に展開された「Collection at a Glance」を更にクリックすると、有名な30作品のサムネイル2つのタブにまとめられて一覧が表示されます。
その中のサムネイルをクリックしてください。各作品毎の説明の中のサムネイル(または「Image only」)を更にクリックすると拡大画像になります。また、「zoom」をクリックすると、部分拡大になります。


タブ「Highlights 1 - 15」
(1)ゴッホ、「ひまわり」(1888年)
ナショナルギャラリー_ゴッホ.jpg

(2)ヴィーナスとマルス(1483年 サンドロ・ボッティチェッリ)
ナショナルギャラリー_ボッティチェッリ.jpg

(3)岩窟の聖母(1450年頃 レオナルド・ダ・ヴィンチ)
ナショナルギャラリー_レオナルドバヴィンチ.jpg

タブ「Highlights 16 - 30」
(4)アルノルフィーニ夫妻像(1434年 ヤン・ファン・エイク)
ナショナルギャラリー_ヤンファンエイク.jpg

(5)鏡のヴィーナス(ディエゴ・ベラスケス)
ナショナルギャラリー_ベラスケス.jpg

(6)フェルメール、「ヴァージナルの前に立つ女」(1672年)
ナショナルギャラリー_フェルメール.jpg

(7)ハンス・ホルバイン、「大使たち」(1533年)
ナショナルギャラリー_ホルバイン.jpg


作者毎の作品を見る為に、上部の検索フィールドに、次のキーワードを入れてください。

(8)キーワード  「RAPHAEL」
特に、ラファエロ(RAPHAEL)「教皇ユリウス2世(Portrait of Pope Julius II)」(1512年) 
ナショナルギャラリー_ラファエロ.jpg

(9)キーワード  「MONET」
特に、モネ(MONET)「睡蓮(Water-Lilies)」(1920頃)
ナショナルギャラリー_モネ.jpg

(10)キーワード  「VAN GOGH」
ゴッホ(VAN GOGH, Vincent)

(11)キーワード  「LEONARDO」
レオナルド・ダ・ヴィンチ(LEONARDO da Vinci)



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2007年11月23日

Web美術館・博物館(23)「プラド美術館」

プラド美術館 (Museo del Prado) は、スペインのマドリードにある、世界でも有数の規模と内容をもつ美術館です。

15世紀以来の歴代のスペイン王家のコレクションを展示する美術館で、1819年に「王立美術館」として開館し、1868年の革命後「プラド美術館」と改称されて国立美術館に。ベラスケス、ゴヤなどのスペイン絵画が質量ともに充実していますが、フランドル、イタリアなどの外国絵画も充実しています。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。
http://www.museodelprado.es/en/welcome/

プラド美術館.bmp(クリックで拡大)

左メニューの「ようこそ」をクリックし、更に「15の作品」をクリックすると、代表的な作品のサムネイルとなります。各作品のサムネイルにマウスを置くと、噴出しで作者・タイトルなどが出ます。何れかをクリックすると、15作品の一覧になります。
見たい作品のサムネイルをクリックすると、作品毎の(日本語による!)説明があります。

更に作品のクリックをすると、拡大画像になります。そこから更に作品をクリックすると、拡大にできます(著作権保護の為に、文字が入れられています)。


そこには15作品だけですが、作者毎に多数の作品がありますので、それを見る事にしましょう。
まず、サムネイル一覧のページ(2ページの何れにもあります)の右上にある「home」をクリック。下のページになります。
プラド美術館Home.bmp(クリックで拡大)


プラド美術館Menu.bmp

更に「The Collection」→「On-Line Gallery」とすると、検索の画面になります。
検索フィールドに次の作者名を入れて、「SEARCH」を押下してください。一覧のページに下のサムネイルの作品があります。
(検索には時間が掛かりますので、ゆったりと鑑賞してください)

1.キーワードで、「Velázquez」   [6ページ]
ディエゴ・ベラスケス(Diego Rodríguez de Silva y Velázquez, 1599年 - 1660年)はバロック期のスペインの画家。マネが「画家の中の画家」と呼んだベラスケスは、スペイン絵画の黄金時代であった17世紀を代表する巨匠です。
代表作:
プラド美術館:フェリペⅣ家族.jpgプラド美術館:ブレダの開城.jpgプラド美術館:マルガリータ王女.jpg   
『女官たち(ラス・メニーナス)』  『ブレダの開城』  『マルガリータ王女』

作品干渉の操作は、15作品と同じです。

2.キーワードで、「Goya」   [12ページ]
フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(Francisco José de Goya y Lucientes, 1746年 - 1828年)は、スペインの画家。ディエゴ・ベラスケスとともに、スペイン最大の画家。べラスケス同様、宮廷画家として重きをなした。
代表作:
プラド美術館:カルロスⅣ家族.jpgプラド美術館:着衣のマハ.jpgプラド美術館:裸のマハ.jpg
『カルロス4世の家族』      『着衣のマハ』     『裸のマハ』

3.キーワードで、「El Greco」
エル・グレコ(El Greco, 1541年 - 1614年)は、現ギリシャ領のクレタ島出身の画家。本名はドメニコス・テオトコプーロスで、一般に知られるエル・グレコの名はスペイン語で「ギリシャ人」を意味する通称。

4.キーワードで、「Dürer」
アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer, 1471年 - 1528年)は、ドイツのルネサンス期の画家。同名の父・アルブレヒトは、ハンガリーからニュルンベルクに移住してきた金銀細工師。
代表作:   
プラド美術館:アダム.jpgプラド美術館:イブ.jpg

『アダム』と『イヴ』

5.キーワードで、「Bosch」
ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch/本名:Jeroen van Aken、1450年頃- 1516年)は、ルネサンス期のネーデルラント(フランドル)の画家。「ヒエロニムス」は本名であるイェルーン(Jeroen)のラテン語読み、「ボス」は街の名前から。「ヒエロニムス・ボッシュ」と表記される事も。
代表作:
プラド美術館:快楽の園.jpg
『快楽の園』


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2007年11月20日

Web美術館・博物館(22)「アムステルダム国立美術館」

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)はオランダの首都アムステルダムにある美術館です。17世紀オランダ絵画が充実していて、レンブラント、フェルメール、ハルス、ロイスダールらのオランダ人画家の秀作が揃っています。
現在、2008年夏の公開に向けて大規模な改修が行われています。
参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。

アムステルダム国立美術館.bmp
(クリックでコレクションへ)


まず、左メニューの「CHOOSE ANOTHER LANGUAGE」をクリックして、英語を選んでください。

左メニュー「Search」フィールドに、

1.キーワードで、「Rembrandt The Night Watch」(レンブラント、『夜警』)と入れてみてください。結果に対して、タブ「Web exhibitions」を選んでください。次のイメージと同じサムネイルをクリック。更に、「Extra large view of the image」をクリックで、拡大画像になります。
レンブラント夜警sk-c-5.jpg

2.キーワードで、「Vermeer The Kitchen Maid」(フェルメール、『牛乳を注ぐ女』)についても同様の操作。
フェルメール牛乳を注ぐ女sk-a-2344.jpg

3.キーワードで、「Frans Hals The Merry Drinker」(フランス・ハルス、『陽気な酒飲み』)についても同様の操作。
ハルス陽気な酒飲みsk-a-135.jpg

4.キーワードで、「Ruisdael The Mill at Wijk-bij-Duurstede」(ヤーコプ・ファン・ロイスダール、『ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車』)についても同様の操作。
ヤーコプ・ファン・ロイスダール ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車sk-c-211.jpg


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2007年11月05日

Web美術館・博物館(21)「フィラデルフィア美術館」

フィラデルフィア美術館(The Philadelphia Museum of Art)は、アメリカ合衆国ペンシルバニア州フィラデルフィアにある、世界有数の規模をもつ美術館です。
所蔵品は30万点を数え、古代からコンテンポラリー・アートまであらゆる時代、地域、分野にわたっていて、所蔵品の質・量ともに、メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並ぶアメリカでも有数の大美術館。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。


上部のプルダウンメニュー「Collections」→「Search the Collections」を選びます。

フィラデルフィア美術館_Search.bmp

そこから、「Search By Keywords」に、キーワードとして作者名を入力してください。

具体的には、以下のように見てください。

①「Paul Cézanne」(ポール・セザンヌ、1839年 - 1906年)
 → HINTSがプルダウンメニューで出ますので、「paul cezanne the large bathers」を選択。下のイメージ[『大水浴』(1898-1905年)]をクリック
W1937-1-1the large bathers.jpg
 → 拡大マークをクリックすると、作品表示画面になりますので、下部のスライドバーで拡大レベルを操作してください。マウスで位置の移動ができます。

ポール・セザンヌはフランスの画家で後期印象派の時期に活躍した「近代絵画の父」。

②「Vincent van Gogh」(フィンセント・ファン・ゴッホ、1853年 - 1890年)
 → HINTSのプルダウンメニューで、「vincent van gogh sunflowers」を選択。作品は「ひまわり」(1889)
1963-116-19-pmaひまわり.jpg
フィンセント・ファン・ゴッホはオランダに生まれ、主にフランスで活動した画家。

③「El Greco」(エル・グレコ、1541年 - 1614年)
 → HINTSのプルダウンメニューで、「el greco lamentation」を選択。作品は「ピエタ」(1571-1576) 
Cat807Lamentation.jpg
エル・グレコは、現ギリシャ領のクレタ島出身の画家。本名はドメニコス・テオトコプーロスで、エル・グレコの名はスペイン語で「ギリシャ人」の意味。

④Pieter Paul Rubens(ピーテル・パウル・ルーベンス、1577年 - 1640年)
 → HINTSのプルダウンメニューで、「Pieter Paul Rubens」を選択。作品は「つながれたプロメテウス」 (1611-1612) 
W1950-3-1つながれたプロメテウス.jpg
ピーテル・パウル・ルーベンスは、バロック期のフランドルの画家及び外交官。


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2007年11月03日

Web美術館・博物館(20)「ゴッホ美術館」

ゴッホ美術館 (Van Gogh Museum) は、オランダのアムステルダムにある、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Willem Van Gogh、1853年-1890年)の作品を中心とした国立美術館ですが、同時代のポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)、ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)らの作品、ゴッホが傾倒していた日本の浮世絵、盛んに模写をしたミレーなども展示されています。

美術館の基となったコレクションは、ゴッホの弟であり、経済的・精神的な後援者であったテオことテオドール・ファン・ゴッホ(1857-1891)と妻ヨハナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル(1862-1925)夫妻の所有だったもの。ゴッホの弟の話しは、吉永小百合が出ている某メーカーのCMにも出ていますね。

内訳は、ゴッホの油絵約200点、素描約500点、書簡約700点、それにゴッホとテオが収集した浮世絵約500点など。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。


まず、左上の「Change language」で、表示言語を日本語にしてください。(但し、最初のページだけで、作品の説明などは英語になります)

上部のプルダウンメニュー「THE MUSEUM」→「Permanent collection」を選びます。
ゴッホ美術館_collection.bmp


そこから、
(1)分類別「Van Gogh's work in categories」
(2)年代別「Van Gogh's work in periods」
にある好みのアイコンをクリックします。
勿論、キーワードによる検索もできます。(作品名で検索した場合、作品関連の資料も対象になりますので、更に絞込みをする必要があります)
ゴッホ以外については、「Other artists in the collection」の下部にある「view works by other artists 」をクリック。

具体的には、以下の代表作品での例のように見てください。

「ジャガイモを食べる人々」( The Potato Eaters、1885)
 ゴッホ美術館_ジャガイモを食べる人々.jpg
 → 年代別「Early Work - to 1886」をクリックして、上記のサムネイル
を探してください。更にサムネイルをクリックすると、作品説明になります。
作品画像の拡大には、「show enlargment」を更にクリックします。

「黄色い家」(The Yellow House、1888) 「アルルのゴッホの家」と記載されていることがある。
ゴッホ美術館_黄色い家.jpg
  → 年代別「Arles - 1888-89」

「ファンゴッホの寝室」( The Bedroom、1888)
ゴッホ美術館_ファンゴッホの寝室.jpg
  → 年代別「Arles - 1888-89」

「日本趣味・雨の大橋(広重による)」( The Bridge in the Rain (after Hiroshige)、1887)
ゴッホ美術館_雨の大橋.jpg
  → 年代別「Paris - 1886-88」
(但し、サムネイルはこの一部の画像を使っています)



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2007年10月30日

Web美術館・博物館(19)「シカゴ美術館」

シカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市内にある美術館で、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストン市にあるボストン美術館とともにアメリカの三大美術館の1つに数えられています。

収蔵品は、古代から現代に至る各地域、時代のものを含み、ヨーロッパ、アメリカ合衆国などの西洋美術のみならずアジア、アフリカ、オセアニア、メソアメリカなどの美術を広く収集しており、ヨーロッパ美術ではモネ(Claude Monet)、ルノワール(Renoir)など、フランス印象派やその周辺のヨーロッパ近代絵画が充実しているとの事。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


早速コレクションを見てみましょう。

【シカゴ美術館】
シカゴ美術館.bmp(クリックで拡大)


地域名または分類名を選択する方法と、キーワード(作者など)で検索する方法があります。

1.地域名または分類名を選択する場合
左メニューに地域名または分類名がありますので、興味によって選んでください。例えば、「American」をクリックします。

シカゴ美術館_American.bmp(クリックで拡大)

左メニューにある「Selected Works」をクリックすると作品のサムネールが出ます。更に、作品を選んでクリックすると作品説明になります。作品のイメージ画像をクリックすると拡大画像になります。


2.キーワードで検索する場合
左メニューの「Search Selected Works」をクリックして、「Keyword」、「Artist or Culture」、「Title」の何れかにキーワードを入れて、「Search」を押下します。

例えば、つぎのキーワードを入れてください。

(1)作者キーワード:「Vincent van Gogh」
フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)は、ポスト印象派の代表的画家です。『自画像』が収蔵されています。
シカゴ美術館_Vincent van Gogh.bmp(クリックで拡大)

(2)作者キーワード:「El Greco」
エル・グレコ(El Greco)は、クレタ島出身で後にスペインのトレドに渡り、スペインで宮廷画家として活躍。『聖母昇天』が収蔵されています。

(3)作者キーワード:「Rembrandt」または作品名キーワード「Old Man with a Gold Chain」
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン(Rembrandt Harmenszoon van Rijn)は、オランダの画家で代表作「夜警」などで知られる。『金の首飾りの男』が収蔵されています。

(4)作者キーワード:「Renoir」
ピエール=オーギュスト・ルノワール (Pierre-Auguste Renoir)は、フランスの印象派の画家。




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2007年10月27日

国立国会図書館「デジタルアーカイブポータル」が開設

国立国会図書館 (NDL:National Diet Library)では、書籍情報を検索できるデジタルアーカイブポータルサイト「PORTA」(ポルタ)を開設し、10月15日から一般公開しています。検索結果から別の資料を推奨するリコメンド機能や、検索結果にタグやコメントを付けて保存・共有できるソーシャルブックマーク機能、RSSリーダー機能などを備えています。マイページでは、カレンダーや検索窓などの位置変更、背景色の変更、検索対象の資料限定などの検索条件カスタマイズも可能。

PORTA_Top.bmp


【PORTAマイページトップ】
PORTA_MyPage.bmp(クリックで拡大)

【PORTA検索結果】
PORTA_Search.bmp(クリックで拡大)

以下の図書館・ライブラリーなど20種類のデータベース・約800万件から集められています。

①近代デジタルライブラリー【一次情報】
②貴重書画像データベース【一次情報】
③国立公文書館デジタルアーカイブ【一次情報】【目録・索引】
④デジタル岡山大百科【一次情報】
⑤青空文庫【一次情報】
⑥貴重書サンプル【一次情報】
⑦秋田県立図書館(デジタルライブラリー)【一次情報】
⑧児童書デジタル・ライブラリー【一次情報】
⑨アジア歴史資料データベース【一次情報】
⑩NDL蔵書目録(和図書・和雑誌)【目録・索引】
⑪NDLプランゲ文庫雑誌・新聞目録【目録・索引】
⑫NDL雑誌記事索引【目録・索引】
⑬秋田県立図書館(記事・索引)【目録・索引】
⑭児童書総合目録【目録・索引】
⑮Dnavi
⑯WARP
⑰府省等デジタルアーカイブ
⑱新書マップ
⑲レファレンス協同データベース
⑳カレントアウェアネス

【一次情報】には、資料のスキャンニング、テキスト化、映像蓄積などがあります。検索時に全資料を対象にできますし、一次資料を持つ図書館に限定したり、特定ライブラリーに限定もできます。
特に興味を引かれるのが、「⑲レファレンス協同データベース」。図書館などへの問合せに対する回答集。例えば、【注意:以下はサインインした状態でアクセスしてください】
夏目漱石著「解説つきの『方丈記』(A translation of hojo-ki)英譯の初出は何か。」(クリックで回答)

夏目漱石著作の『我輩は猫である』に出ている、「行徳のまな板」とはどういう意味か。」(クリックで回答)

私も「行徳のまな板」にならないようにしないと・・・・・・・


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2007年10月23日

「マダムX」の『官能的』の裏側


Web美術館・博物館(15)「ボストン美術館」
で、
『マダムX(ゴートロー夫人)の肖像【Madame X】』1884年 メトロポリタン美術館
について、
「この絵は人妻を描いたものとしてはあまりにも官能的であり品がないとして、当時の批評家から非難され」たとしていますが、ボストン美術館の今の『マダムX』を見たのでは、なぜ『官能的』なのかが判りづらいと思います。

テレビ東京の番組「美の巨人たち」で、ジョン・シンガー・サージェントを取上げた際に次のような説明をしていました。まず次の映像を見てください。
テレビ東京「美の巨人たち」より.bmp(クリックで拡大)
【テレビ東京「美の巨人たち」より】

番組の公式サイト:
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/070721/


右が現在の肖像画ですが、左の肖像画はサロンに出品した時のものです。今ではモノクロの写真だけが残っているそうです。別の絵ではなく、ジョン・シンガー・サージェント自身による書き加えだそうで、違いはドレスの肩紐がおちているところです。

これなら理解できますね。



posted by 鎌倉太郎 at 21:09| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 一覧-電子展示 | 更新情報をチェックする