2019年12月14日

米国探査機「オシリス・レックス」が小惑星「ベンヌ」に着地する地点と時期が決定


米国NASAのこちらの記事によると、こちらで紹介した小惑星「ベンヌ(101955 Bennu)」の米国探査機「オシリス・レックス(オサイリス・レックス、OSIRIS-REx)」が着地してサンプル採取する地点が決まりました。






「はやぶさ2」がサンプル採取したリュウグウと同様に、「ベンヌ」も平らな部分が無い岩だらけである事が判明した為時間が掛かったようです。目標地点とする着地に安全な領域は直径52 feet (16 m)で、想定の直径より10分の1程度になります。

最初のサンプル採取は2020年8月を予定しています。



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2019年12月04日

探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」を出発、帰還の途に


探査機「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」における探査を成功裏に完了し、2019年11月13日に化学推進系スラスタの噴射により「リュウグウ」から離脱しました(こちらを参照)。


その後(1年半ぶりに起動する)イオンエンジンをはじめ搭載計器のチェックをしていました。そして12月3日午前にイオンエンジンによる加速を確認(こちらこちら)、来年末に予定する地球帰還の巡航運用に入りました。



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2019年10月21日

土星探査機「カッシーニ」が土星の5つの月を撮った写真を公開


土星探査機「カッシーニ(Cassini–Huygens)」は2016年に始まる「グランドフィナーレ」ミッションを達成し、2017年に土星の大気圏に突入して運用を終了しました。NASAが2011年に「カッシーニ」が土星(Saturn)の5つの月(衛星)を1ショットに収めて撮った写真を公開しています(こちら)。



写真の左から「ヤヌス(Janus)」、「パンドラ(Pandora)」(細いFリングの直ぐ上)、「エンケラドゥス(Enceladus)」、「ミマス(Mimas)」、「レア(Rhea)」です(こちらも参照)。



土星の衛星が最近新たに20個も発見され、総数が 82 個になったので(こちらを参照)、内側の月(衛星)も知って欲しいという趣旨のようです・・・



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2019年10月15日

土星の驚く衛星軌道


こちらの記事によると、すばる望遠鏡などを使った観測で土星に新たな衛星を20個も発見したそうです。これで土星の衛星の数は 82 となりました。


驚いたのは、発見した衛星の軌道がこちら



同じ様な軌道面でも周回方向が逆というのもあります。土星の衛星の分類として8つあり(こちら)、新発見の衛星はイヌイット群(Inuit group)、北欧群(Norse group)とガリア群(Gallic group)に入ります(ガリア群に入るとされる衛星は不確定)。



木星の最も大きな衛星は水星(Mercury)より大きい「タイタン(Titan)」で、2番目が「レア(Rhea)」です。しかし、殆どは小さく、今回発見した衛星の大きさは5㎞程度だそうです。19世紀までは9個だけの識別でした。近年は探査衛星による発見もあり増えていますが、地上で観測する望遠鏡の高性能化も大きいといえます。土星と地球の距離は、平均公転半径の差を使うとして接近している好条件の場合でも 12億7700万kmあり、5㎞の衛星を認識できるというのは、(宇宙空間での話しと条件は異なりますが)100㎞先の1mm以下のものの存在を確認できるレベルです。


何しろ、土星付近で土星探査機「カッシーニ(Cassini–Huygens)」が撮った地球の映像がこちらの様になります(拡大画像の中央右)。




ラベル:土星の衛星
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2019年10月09日

NASA が火星探査機「インサイト(InSight)」が捉えた火星の地震音を公開


NASAのこちらの記事によると、NASA が開発した火星探査機「インサイト(Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and Heat Transport、InSight)」が捉えた火星(Mars)の地震音を公開しました(こちらこちら)。



quake-sol-173_s.jpg


quake-sol-235_s.jpg



音はヘッドフォンorイヤフォンで聴ける程度に処理しています(我家のPCスピーカーでは殆ど聞こえなかった)。地震計(Seismic Experiment for Interior Structure、SEIS)はフランスがパートナーとして提供しています。




火星は表層の巨大なプレートを持たないものの、地球と同様に核とそれを包むマントルを持っていると考えられていて(こちらの想像図を参照。左から地球、火星、地球の月)、地殻がゆがんだり折れたりする断層により地殻活動があるとの事。



火星に太陽系内で最大級の火山を含む火山群が数十億年前から存在していますが、現在は休眠しているようです。
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2019年10月08日

探査機「はやぶさ2」が小型ローバ「MINERVA-II2」の分離に成功、「MINERVA-II2」の周回状況を観測中


小惑星「リュウグウ」探査機「はやぶさ2」が、残っていた小型ローバ「MINERVA-II2」の分離に成功しました(こちら)。現在は高度8㎞でホバーリングして「MINERVA-II2」が「リュウグウ」を周回する様子の観測中です。



小型ローバ


分離直後に撮影したMINERVA-II2



尚、開発期間が短く、打ち上げ直前にデータ処理系の不具合が分かっていた「MINERVA-II2」は、「リュウグウ」を周回させてから落下する事で、重力場の推定を行う計画に変更しています。これで全てのミッションを終了して、地球の向けて帰還の体勢に入ります。地球到着は2020年末の予定。
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2019年09月14日

ハッブル宇宙望遠鏡が撮った土星の画像を公開


米国NASAが、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が撮った土星(Saturn)の最新画像を公開しました(こちら)。


イラストとして作られたようなシンプルで綺麗な画像です。



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2019年07月11日

小惑星探査機「はやぶさ2」が、2回目のタッチダウンに向けて順調に下降中【改訂】


小惑星「リュウグウ」探査機「はやぶさ2」が、11日午前に予定する2回目のタッチダウンに向けて、順調に下降を続けているようです。


日本時間:7月11日 07:53 時点の広角カメラONC-W1による航法画像がこちら




タッチダウン運用の「Gate 3」で最終下降判断をするのは11日 08:41 頃です。ライブ配信はこちらで 09:30 頃から始まります(運用状況によって変更の場合あり)。




【改訂】 2019年07月11日 08:25 航法画像の差替え



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2019年07月10日

小惑星探査機「はやぶさ2」が、2回目のタッチダウンに向けて下降を開始


小惑星「リュウグウ」探査機「はやぶさ2」が、11日午前に予定する2回目のタッチダウンに向けて、高度20㎞地点からの下降を開始しました。こちらのツイートによれば既に5㎞を下回り計画通り秒速約10cm/sに減速しています。




日本時間:7月10日 22:07 時点の広角カメラONC-W1による航法画像がこちら




タッチダウンの運用についてはこちらを参照。特に、運用の概要図低高度における運用シーケンスを掲載しておきます。







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2019年06月11日

地球に大接近の二重小惑星を撮影


こちらの記事によると、超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)の観測装置「SPHERE(Spectro-Polarimetric High-Contrast Exoplanet Research)」で、先月25日に時速7万km以上で地球まで518万km(月までの距離の約14倍)と最接近した小惑星「(66391)1999 KW4」を撮影しました(こちらの左)。


高速で動くので大分苦労したようです。右はアーティストによるイメージ画像ですが、珍しい二重小惑星(binary near-Earth asteroid)になっています。



こちらのイメージ画像の様に相互に回転しています。




またこちらの様な軌道になっています(白線が地球の軌道、黄線が小惑星「(66391)1999 KW4」の軌道)。




大きい方の直径は1.6㎞もあり、もし地球と衝突すれば大災害になりますが、かなり先まで危険が無いようです。この小惑星を発見したのは1999年5月ですが、こちらの「Close approachs」タブの様に次の大接近は2034年5月です。

小惑星1999 KW4_CloseCloseApproach_s.jpg
(クリックで拡大します)

単位(au)は天文単位ですが、地球と太陽の距離の近似値は約1 auです。



posted by 鎌倉太郎 at 12:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 日記-惑星探査 | 更新情報をチェックする