2017年11月24日

スコットランド紀行(25) - オーバンとその周辺


スコットランド滞在第9日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部のレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村から、スコットランド西部の港町オーバン(Oban)への移動です。その間、グレンフィナン高架橋(Glenfinnan Viaduct)やカレドニア運河(Caledonian Canal)のバナビ閘門(Neptune's Staircase、Banavie Locks)、そして雄大な景観のグレンコー(Glen Coe)に行きました。



グレンコーからオーバンに行く間に、小さな島に建つ古城を見つけました。車窓からチラッと見えたので探して撮ったお城がこちら



写真を撮っただけですが、調べてみたら伝統的に「Castle Stalker」と呼ばれる「Aaaargh Castle」との事です。1900年代初期に再建されました。



もう一つ通りすがりに車窓から見つけたものが、「Connel Bridge and Lara Falls」です(こちら)。但し、これは第10日目にインヴァレリー城(Inveraray Castle)を観光したオーバンへの帰路で見つけました。


「コネル橋(Connel Bridge)」はカンチレバー(cantilever)を用いた手法で建設していて、他の例として以前にエディンバラ(Edinburgh)近くにあるとして紹介した「フォース橋(Forth Bridge)」があります。

「Lara Falls」は上流の「エティーブ湖(Loch Etive)」の水位と海面の潮位による差から岩場の棚で起こります。



さて、オーバンの街は大型のフェーリーが発着するなど、マル島(Isle of Mull)などをはじめ西に点在する島々への起点となっています(こちらこちら)。大規模な柱状節理の洞窟が見られるスタファ島(Staffa)などへの観光船もここから運行しています。





鉄道が発着したり(こちら)、ウィスキー蒸留所(こちら)・大型スーパーもあり、観光客が多いせいか非常に活気を感じました。





オーバンに宿を予約した背景はスタファ島への観光を想定していました。しかし、観光船が小型の漁船並みで、オーバン湾が波静かでも島は外洋域になる上、島の周りは特に波が荒いとの事。更に翌日の天気予報が必ずしも良くない状況で(こちら)、スタッファ島観光は(怖気づいて?)断念しました。その代わりに、エディンバラへの途中で寄ろうと思っていたインヴァレリー城を観光する事になった訳です。




第9日のルートは古城やコネル橋を追記してこちらに再掲しておきます。



 
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2017年11月23日

スコットランド紀行(24) - カレドニア運河のバナビ閘門と雄大な景観のグレンコー【追記】


スコットランド滞在第9日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部のレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村から、スコットランド西部の港町オーバン(Oban)への移動です。その間、グレンフィナン高架橋(Glenfinnan Viaduct)やカレドニア運河(Caledonian Canal)のバナビ閘門(Neptune's Staircase、Banavie Locks)、そして雄大な景観のグレンコー(Glen Coe)に行きました。



今回はカレドニア運河のバナビ閘門と雄大な景観のグレンコーです。


カレドニア運河のバナビ閘門は8段になっています(こちらこちらこちら)。




構造的にはフォート・オーガスタス(Fort Augustus)にある閘門(Lock)と同じに見えました。カレドニア運河の閘門は途中の車窓から幾つか見る事がありましたが、数の最も多い上位2つを見られたのはコースとしてラッキーでした。



雄大な景観のグレンコーは、スコットランドで最も美しいといわれる峡谷です。「Glen Coe」の「Glen」は峡谷の意味ですから、コー峡谷となりますが、ガイドブックではグレンコーとしています。近くに「グレンコー(Glencoe)」村があり、インターネットで調べている時にチョッと認識錯誤した時がありました。



撮った写真はこちらこちら、そして先に進んから振り返る方向のこちらなどです。




残念ながら実際に見る景色の方がはるかに素晴らしい・・・



近くにビジターセンターがあります。ここのベランダなどで少し高い位置から上掲のような景観が見られると期待したのですが、こちらのようです。


トレッキングの出発基地的な位置付けのようです。



第9日のルートはこちら




【改訂】 2017年11月23日 15:20 ルート地図の追加


 
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2017年11月22日

スコットランド紀行(23) - グレンフィナン高架橋とチャールズ記念塔


スコットランド滞在第9日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部のレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村から、スコットランド西部の港町オーバン(Oban)への移動です。その間、グレンフィナン高架橋(Glenfinnan Viaduct)やカレドニア運河(Caledonian Canal)のバナビ閘門(Neptune's Staircase、Banavie Locks)、そして雄大な景観のグレンコー(Glen Coe)に行きました。



今回はグレンフィナン高架橋です(こちら)。これは世界最古のコンクリート製鉄道高架橋で、現役です。ウエスト・ハイランド線(West Highland Line)が通っています。




ハリーポッターの映画で使われたり、カーブを描いた姿は魅力的ですが、目的は蒸気機関車「ジャコバイ号(Jacobite steam train、The Jacobite)」がフォート・ウィリアム(Fort William railway station)を出発してこの陸橋を通過する場面を撮ろうという訳です。ジャコバイ号の通過時間を狙って人が集まっていました(こちら)。




ジャコバイ号が高架橋を通過している雄姿がこちら




付近にチャールズ記念塔(グレンフィナン・モニュメント、Glenfinnan Monument)があります(こちら)。


チャールズ・エドワード・ステュアート(Charles Edward Stuart)はジャコバイト(Jacobite)の支持を受けてここで旗揚げ・蜂起しますが、カロデンの戦い(Battle of Culloden)でイギリス政府軍に敗れます。

チャールズはスコットランドでは人気が根強いようで、モニュメントの塔だけでなく、ここの観光センター内に戦場の軍配置模型などを展示していました。スコットランドの旅行をしながら、イングランドとスコットランドの歴史を調べる(知る)と、非常に深く感じる所がありました。

尚、ジャコバイ号の名はジャコバイトからきている事は認識できると思います。


 
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2017年11月21日

スコットランド紀行(22) - ポートリーと石橋【追記】


スコットランド滞在第8日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部のレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村のホテルを起点として、スカイ島(the Isle of Skye、Skye)の奇岩オールド・マン・オブ・ストール(The Old Man of Storr)があるストール山(The Storr)を目指しました(到達までは遠かったのですが・・・)。更に、メル湖(Loch Mealt)近くにある「キルト岩(Kilt Rock)」と呼ばれる柱状節理(columnar joint)とメル滝(Mealt Falls)を見ました。



休息も兼ねてスカイ島で最大の街ポートリー(Portree)に寄りました。港にあるガイドブックでよく紹介される色鮮やかな家並みがこちら




復路ではスリガチャンの石橋(Sligachan Old Bridge)に寄りました(こちらこちら)。



現状は使われていません。



第8日目のルートの復路は往路と同じですが、こちらにポートリーとスリガチャンの石橋を追記しました。




スカイ島は宿が確保できない程の人気な観光地ですので、島の北東部以外にも南西部のフェアリープール(Fairy Pools)や西部のNeist Pointの灯台などがあります。何時か宿がとれた時に巡ってみたいが・・・



【改訂】 2017年11月21日 12:20 追記


 
posted by 鎌倉太郎 at 09:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

スコットランド紀行(21) - ストール山とキルト岩・メル滝


スコットランド滞在第8日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部のレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村のホテルを起点として、スカイ島(the Isle of Skye、Skye)の奇岩オールド・マン・オブ・ストール(The Old Man of Storr)があるストール山(The Storr)を目指しました。



虹が見られる程、一時的な雨と雲間からの日差しが射すような天気でした。幸いにもストール山に近づくにつれ雨も止んでいる状態になってきた所で遠くからの写真がこちらこちら





ストール山へのウォーキング・コースの入口に、駐車場としては小さな場所しかありませんでしたが、道路両脇に駐車スペースがありました。山に架かる雲の流れから天候が不安定そうで、風が非常に強く吹いていました。様子を見るつもりで(トレッキング・シューズを持参していたのに履き替えずに・・・)歩き始めましたが(こちら)、何とか登れそうな様子から(戻るのも面倒になり・・・)更に進みました。




所が急に雨が降り始めたので途中で引き返す事にした場所で撮ったのがこちら(あまり進んでいません・・・)。




本当はこちらの景色に奇岩オールド・マン・オブ・ストールが入る写真ポイントまで登りたかったのですが・・・


右がレザン湖(Loch Leathan)です。



少し満たされない気持ちもあって、更に先のメル湖(Loch Mealt)近くにある「キルト岩(こちら、Kilt Rock)」と呼ばれる柱状節理(columnar joint)とメル滝(こちら、Mealt Falls)を見に行きました。





ビューポイントでメル滝の反対側もこちらの様に柱状節理が続きます。




恐らくドローンで海側から撮ったであろうこちらの(借用しています・・・)写真で、このポイントが珍しい場所であると分かります。




メル滝へ移動する途中で、オールド・マン・オブ・ストールを反対側からも見る事ができました(こちら)。




ここまでのルートがこちら



 
posted by 鎌倉太郎 at 17:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

スコットランド紀行(20) - アイリーン・ドナン城


スコットランド滞在第8日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部にあるレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村のホテルを起点として、スカイ島(the Isle of Skye、Skye)の奇岩オールド・マン・オブ・ストール(The Old Man of Storr)があるストール山(The Storr)を目指しました。



今回はスカイ島へ渡る前に寄ったアイリーン・ドナン城(Eilean Donan)です。距離或いは時間的に休憩をとるには丁度良い場所になるので、復路でも一時を過ごしました。


アイリーン・ドナン城は小さな島に13世紀頃建てられたのですが、18世紀に破壊されてしまい、現在の姿は20世紀に修復したものです(こちらこちらこちら)。




ガイドブックによれば、スコットランドで最も美しい城といわれています。



石橋を渡ってこちらが入り口です。




こちらこちらこちらの様に城内を撮影できます。





ただ、こちらの本棟の内部はアンティーク品などで中世の世界を再現していますが、残念ながら写真撮影は禁止になっています。




お城から本土側をテラスから撮ったのがこちら




ここまでのルートがこちら




アイリーン・ドナン城を出発して、スカイ・ブリッジ(こちらSkye Bridge)を渡ってスカイ島に入りました。以降は次回に。



 
posted by 鎌倉太郎 at 15:50| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする

2017年11月18日

スコットランド紀行(19) - スカイ島に向けて


スコットランド滞在第8日目は、ロッキー湖(Loch Lochy)中央部のレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村のホテルを起点として、スカイ島(the Isle of Skye、Skye)の奇岩オールド・マン・オブ・ストール(The Old Man of Storr)があるストール山(The Storr)を目指しました。



さてレター・フィンレイで宿泊した湖畔のホテルからは、対岸の山肌がよく見えて、前日の夕方から朝にかけてとても雄大な景色を見せてくれました(こちらこちらこちら).






スカイ島への途中の往路(こちら)と復路(こちら)で虹が見られました。



にわか雨が時々降りますが、雲間から太陽が覗く天候が多い為でしょうか。


このような景色も好いですね。




スカイ島へ渡る前にアイリーン・ドナン城(Eilean Donan)に寄りましたので、次回はそのお城です。


 
posted by 鎌倉太郎 at 16:34| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

スコットランド紀行(18) - 運河の閘門があるフォート・オーガスタス


スコットランド滞在第7日目は、アビモア(Aviemore)からレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村へ移動途中で、古城遺跡アーカート城(Urquhart Castle)と閘門(Lock)があるフォート・オーガスタス(Fort Augustus)を訪れました。前景に掲載したルートをこちらに再掲します。



今回はフォート・オーガスタスにある閘門です。閘門は、水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させる為に設置しています。インヴァネス(Inverness)からネス湖(Loch Ness)の南端にあるここに至り、オイック湖(Loch Oich)やロッキー湖(Loch Lochy)を経てフォート・ウィリアム(Fort William)まで通じるカレドニア運河(Caledonian Canal)の一部です。



フォート・オーガスタスの閘門は5段になっていて、ネス湖側から撮ったのがこちら


赤〇を付けた掲示板に運行作業の時間を掲載していました。

閘門の上方から撮った所がこちら




運航作業時間までこちらこちらの様に待ちます。



上掲2枚の写真の何れも右側方向に閘門があります。



こちらこちらの様に最初の1段目に船を誘導します。



この時道路に架かっていた橋(swing bridge)も回転させます。



予定(予約した?)の船が入ると門を閉じ(こちら)、第1段目と2段目の水位と合わせるように(2段目から)給水します。


単に詰め込むだけでなく護岸にロープ固定しますので、かなりの時間が掛かっていました。この時ある一艘のヨットで小学生ぐらいの男の子が、護岸の人と組になってロープ固定の作業をしていたのには感心しました。

この作業を5段繰り返します。運航作業は1日に何度も行われる訳ではないので、時間に余裕がないと利用できません・・・良いタイミングでフォート・オーガスタスを通過した事になります。運航作業が始まるまで周辺の観光をしていましたので、1段の作業が終わった所で宿泊するレター・フィンレイへ移動する事にしました。



尚別途投稿しますが、フォート・ウィリアム近くの閘門もスカイ島(Isle of Skye、Skye)観光の帰りに見学しました。


 
posted by 鎌倉太郎 at 13:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

スコットランド紀行(17) - 古城遺跡アーカート城


スコットランド滞在第7日目は、アビモア(Aviemore)からレター・フィンレイ(Letter Finlay)という小さな村への移動日です。本来はスカイ島(Isle of Skye、Skye)内に宿泊したかったのですが、全般の依頼をした旅行会社でも確保できず、インターネットで予約できる一番近い宿泊地でした。

移動の途中では古城遺跡アーカート城(Urquhart Castle)と閘門(Lock)があるフォート・オーガスタス(Fort Augustus)を訪れました。ルートをこちらのGoogle地図で示します。




今回はアーカート城についてです。ネス湖(Loch Ness)中央部の湖畔にある古城ですが、現在は廃墟となっていてこちらこちらになっています。




現地の解説によると在りし日の姿がこちら




観光施設としての全体はこちらのイラストを参照してください。


このイラストで⑤は施設のエントランスで土産物ショップなどがあります。その屋上レベルは駐車場になっていますが、施設の有名度にも関わらず駐車できる台数が少なく、今回の観光地で唯一駐車できるまでに随分時間を要しました。


イラストの④が「グラント・タワー(Grant Tower)」で現在はこちらですが、こちらの様に利用をしていました。




地下倉庫はこちら





イラストの①が門楼(Gatehouse)で、かなり破壊されていますがこちらの右で、嘗てはこちらのようでした。。





その門楼の前の広場では当時の解説をしながら簡単な寸劇も見せていました(こちら)。




イラストの②にはトレビュシェット(Trebuchet)が置かれていました(こちら)。城攻撃用の投石機です。使われた石も展示していて、破壊力の凄さが分かります。




イラストのエントランス(⑤)には当時使われていた品々を展示していました(例えばこちらのハープ)。



 
posted by 鎌倉太郎 at 16:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

スコットランド紀行(16) - アビモア駅の周辺散策と撮り鉄


スコットランド滞在第6日目は、アビモア(Aviemore)の鉄道駅を起点とする保存鉄道(heritage railway、preserved railway)のストラススペイ鉄道(Strathspey Railway)の列車を写真に撮るのが目的で、駅から少し離れた程度までの散策でした。



先ずアビモア駅で、前日に撮れなかったプラットフォーム外からの写真がこちら




駅から1.5㎞程離れた踏切で撮ろうと若干急ぎ足で移動。しかし、途中住宅街などもあって一直線という訳にいかず、後もう少しの所で列車に抜かれてしまいました・・・(こちら)




そこで復路の列車を撮る為の待ち時間で、今度は本当の意味で散策。その際の景色を掲載します(こちらこちらこちらこちらこちらこちら)。









散策から戻って待っていると、警報信号機・遮断機のない踏切とあってスタッフが待機していました。更に列車通過時には列車がいったん停車し、乗務員が降りてきて状況の確認をしていました(こちら)。




更にリベンジで蒸気機関車を正面から撮れるように、戻ってきた所も撮影すべく更に待機して(その間近くを散策していましたが・・・)激写!!(こちら)




アビモアでの2日間の動きをこちらにまとめています。



 
posted by 鎌倉太郎 at 11:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記-英国旅行 | 更新情報をチェックする