2015年03月17日

インドの旅(3) - デリーからジャイプールへ(1)


第2日の3番目はジャイプール(Jaipur)にあり、デリーから約260kmで6時間30分ぐらいの移動になりました。その間、レストランでの昼食と2回のトイレ休憩がありました。

全体の行程をこちらのGoogleマップで示しています(赤線が国内線飛行機、青線はバス移動。今回の対象はAからB)。




バス移動は8号線をひたすら走ります。その沿線でのガイドの説明は余りありませんが、日本企業の工場が多い事を強調していました。特に「Japanese Zone」という大きな掲示もありましたので、帰国後にジェトロ(JETRO)のインド工業団地情報を調べてみました。


インドの行政区画上(こちらを参照)、デリーは「F:デリー首都圏」にあり、ジャイプールは「22:ラージャスターン州(Rajasthan)」の州都です。その間を結ぶ8号線は「8:ハリヤーナー州(Haryana)」を通ります。



そこでこちらの「デリー近郊」の工業団地の地図を見てみると8号線沿いに確かにあります。工業団地リスト(若干古いようですが・・・)を見ると企業名がズラリ・・・



8号線からも日本企業の工場がこちらこちらの様に見られました。インドでも日本人が頑張っていると思うと感激です。Google社のオフィースビルも見えました(こちら)・・・




さて、高速道路では州毎に通行料金を払っていました(料金所の風景はこちら)。所が観光バス(だけ?)は営業税を別途支払っていました(2つの州に入るのでこちらこちら)。


高速道路の料金所に隣接しているので、一緒に徴収すればいいのに・・・と思うのですが、何か事情があるのでしょう(官僚的縦割り行政?)。有料道路の左に寄せても、運転手助手が徴収ボックスで支払いをするまでに一般道部分を超える必要がありますが、こちらの様に一般道路も頻繁に自動車が通っていて危険極まりありません。実際に運転手助手が頻繁にくる自動車の空きを待っている間、バスも長い時間停車している事がありました。

バスの運転手助手は運転の交代要員ではありません。途中休みを入れながらですが、ずっと同じ運転手でした。分業化されているようでした・・・


 
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2015年03月16日

インドの旅(2) - デリー(2)クトゥブ・ミナール


前回に続いて第2日の2番目は、イスラム教のモスクに付属する尖塔(ミナレット、Minaret)「クトゥブ・ミナール(Qutub Minar)」でした(こちら)。ミナールは南アジアでの呼び方。高さは世界で最も高い72.5mです。



Googleマップではこちらです。




1188年に建設したインド最古のモスク「クワットゥル・イスラーム・モスク(Quwwat-ul-Islam Mosque)」の付随ミナレットですが、モスク自体はかなり破壊されています。一部の回廊(こちら)や壁面が残っていて、素晴らしい彫が施されています。




クトゥブ・ミナールはモスクの直ぐ近くにあり、5層になっています。インド最初のイスラム王朝である奴隷王朝(1206~1290年)のスルタンが、ヒンドゥー教徒に対する勝利を記念して建てました。

第1層は赤砂岩を用い円形と三角を繰り返す作りで、コーランの章句を図案化しています(こちら)。



第2層と第3層は大理石と砂岩を用い、2層目は円形で3層目は三角の断面で柱を取り囲んでいます(こちら)。




モスクの反対側には未完成のミナレット「アライ・ミナール(Alai Minar)」があります(こちら)。


クトゥブ・ミナールの2倍の高さの塔を造ろうとして、1312年に着工しましたが完成できませんでした。



モスクの中庭には99.72%という高純度鉄でできた高さ7mの「鉄柱(Iron Pillar)」が立っています(こちら)。鉄の純度が高いと錆び難いと云われていますが、3~4世紀に作られて1500年以上経っていて、未だに錆びていません。


錆びない理由はまだ未確定で、ステンレス鋼の様に、不純物の存在により何らかの被膜で覆われるようになる為との説もあります(こちらを参照)。


 
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2015年03月15日

インドの旅(1) - デリー(1)フマユーン廟


第1日は前回に投稿した通りインド・デリー(Delhi)への入国日でした。第2日の最初は、トルコ系イスラーム王朝(1526年 - 1858年)であるムガル帝国第2代皇帝のフマーユーン廟(Humayun's Tomb)です。


Googleマップではこちらです。




各々壁を伴った2つの門(こちらこちらこちらも参照)を抜けて正面に現われたのがこちらのフマーユーン廟です。


赤砂岩の壁面と大理石のドームの色合いが印象的です(こちらも参照)。庭園の中央に廟を置くという廟の形式は、有名なタージ・マハルに強い影響を与えました。



低い台から更に2階へ向かう階段を登ると、テラスの上にある廟の中央に大理石のフマーユーン皇帝棺があります(こちら)。但し、遺体はその真下に安置されています。



この両側の部屋には家族や仕えた高官の棺もありました(こちら)。


上面(又は枠内)に何も彫られていないのは女性である事を示しています(上掲の写真では手前が男性、奥が女性)。



台の上から庭を撮った所がこちら(パノラマ処理済み)。



 
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2015年03月14日

本日、インド旅行から帰ってきました


突然ですが、本日昼頃にインド旅行から帰ってきました。3月8日からの7日間(実質:5日間)でしたが、デリー(Delhi)・ジャイプール(Jaipur)・アーグラ(Agra)・アジャンター石窟群(Ajanta Caves)・エローラ石窟群(Ellora Caves)の観光地を巡りました。



各観光地での様子は順次投稿します。


今回のインド旅行はパッケージツアーへの参加で、18名からのグループでした。良い時期なのか同じor別のツアー会社のグループでスケジュール日数が若干違うグループと観光地やホテルで良く出会いました。

ツアー会社のアレンジによるホテルが高級なクラスに入っていたせいで(・・・?)、全てが有料のWiFiであった上に(無料でなければ使わない方針・・・)、出発直前に「成田空港Webサイトが改ざん被害を受け、閲覧者にウイルス感染の恐れ」との報道がありました。そこでノートPCを持って行く事すら取り止めましたので、帰国後の投稿になりました。



成田空港を昼過ぎに離陸し、デリーに到着したのが現地時間の夕方で若干暗くなり始めていました。インドと日本の時差が3時間半、飛行機の所要時間は約10時間程でした。時差が3時間程度で、各観光地のホテル出発時間が am7時ごろの設定なので、日本での活動時間と大差はなく、体力的には疲労の度合いは少なかったと思います。


デリー空港でホテルに向かうバスに乗る時、若干の雨に降られましたが、(5日目の夜に激しい雷と雨がありましたが・・・)観光旅行中では雨の心配もせずに済みました。

暑さも心配しましたが、帽子と長袖シャツ1枚で特に暑いとは感じず、風が無かった石窟群の観光で特に暑いと感じた程度でした。それでもホテルで1本/人+バス会社から1本/人の水ボトル(無料)配布は有難かった。



全体の行程をこちらでGoogleマップにしました(赤線が国内線飛行機、青線はバス移動)。




これでも分かる通り、インド西部に集中して観光した事になります。


 
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2015年02月16日

インドへの観光ビザ申請をしました


3月中旬に予定しているインドへの観光ビザ申請をしました。ブラジルについてこちらでビザ申請について投稿しましたが、インドのビザ申請は、提出書類は1つでも記入内容、注意事項について大分思いもよらない事があったので、(二度目に申請する事があるか分かりませんが、・・・)記録として残しておきます。



先ずこちらからオンライン査証申請を行います。オンライン査証申請の記入(入力)要領はこちらに例示していて分かり易くなっています(参照するにはpdfファイルをダウンロードする必要がある)。

しかし、その内容ではブラジルなどの場合に加えて次のような情報を求められます。
  • 両親・配偶者の氏名に加え、国籍・出生地まで記入
  • 具体的な職業(勤め先) - リタイアしている場合でも現役時の情報。学生や主婦の場合には父親又は夫の職業
  • パキスタンとの関連
  • 既に訪問した事のある国々

3番目などはインドの状況を如実に示しています。


次に入力時の注意ですが、こちらの下半分の「オンライン申請の為のお知らせ」をしっかり読む事をお勧めます。その中でもポイントとなる事を挙げておきます。
  • 正確に正しく住所を入力(指定のフォーマットを参照。勿論、英語表記)
  • パスポート発給地は都道府県名
  • "*"のある欄が必須ですが、必須でない欄にも入力


入力ページが多いのでページ単位で情報のセーブができます。上部に「Temporary Application ID」があるので、途中で入力を中断しても再開できます。但し、入力ページによっては、再開した時に完全に情報が復元できていない欄がありますので、ページ毎にチェックが必要です。

印刷した申請書しか受け付けませんので、入力の最後に印刷します(pdfファイルとして表示)。その際に「Applicant Name:名前」と「Application Id:番号」を表示するのでメモっておき、申請書提出後にできているかの確認時に使用します(Idは申請書にも印字されている)。ビザ申請書にはサインが2ヶ所必要です。

印刷し終わると入力した情報はシステム上から削除されます。もし印刷後に間違えを認識したり、提出時に誤り・不足を指摘された場合には、真っ新の状態から入力し直す必要があります(訪問地リストやインドでの連絡先を含む色々な住所情報は、テキストファイルにでも保存しておくと再入力時に助かります)。



提出は領事館ではなく、委託されているビザ申請センターです。日本パスポートの発給地都道府県により、東京又は大阪の何れかになります。郵送による方法もありますが、こちらは使いませんでしたから、状況は把握できていません(対応の説明ページがある)。

(パスポートとともに提出した)ビザ申請書のチェックが終わり、受理されると(費用を支払うとともに)受付済みの書類をもらいます。それがパスポート返却時に必要となります。

パスポートの返却日は観光目的であれば(業務休業日を除く)実質4日ほどです。受領時間について受付済みの書類では17:00~17:30となっていますが、受領可能日以降であれば、それ以外の時間帯でも受け取れます(時間帯についてはこちらを参照)。

尚、受領時に申請者以外の人が受け取る場合には委任状が必要です(こちらを印刷して記入。記入例有り)。夫婦2人の申請をした場合、一方の人が受け取りに行く時でも配偶者の委任状が必要です。



今回は以上の手順でしたが、今後内容の変更があったりますので最新情報を確認して下さい。


 
ラベル:インド ビザ申請
posted by 鎌倉太郎 at 06:34| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-インド | 更新情報をチェックする