2018年09月04日

多様な機能の画像編集ソフト「GIMP(Ver 2.10.6)」を使ってみる(6)


オープンソースで無料で使える画像編集ソフト「GIMP(the GNU Image Manipulation Program、Ver 2.10.6)」の既存機能について、今回は画像の描画ツールを使ってみます。



旅行案内などにあるカタログの表紙を例題に画像をデザインする為、メニュー「ファイル」→「新しい画像」で、こちらの様にベースとする形状を「テンプレート」から選んで作ります。


印刷する事を想定するので、解像度は高くしています。



描画ではメニュー「ツール」→「描画ツール」にある機能を使います(こちら)。アプリ画面の左上にあるツールボックスのアイコンで選択する事もできます。




旅行カタログの表紙に使う画像を、レイヤーとして読み込みます(こちら)。




画像の上と下に色付けした領域を作ります。上側にはメニュー「ツール」→「選択ツール」→「楕円選択」で丸みのある端を持つ領域を取り(こちら)、「描画色」を変更して(こちら)、メニュー「ツール」→「描画ツール」→「塗りつぶし」で領域に色付けします(こちら)。



更に画像の下側にも領域を取って(上掲)、「矩形選択」して同じ色付けします(こちら)。




メニュー「ツール」→「テキスト」を使って文字を挿入します(こちら)。


ここでは文字色を変えて白抜きにしています。ただ、日本語文字を指定したサイズで入力するには工夫を必要としますが、別途・・・・



次に画像の下にある領域の色付けを、メニュー「ツール」→「描画ツール」→「Gradient」によりグラデーション処理をする為に、「背景」のレイヤーを選択して処理領域を選択します。グラデーションでは多数のパターンがありますので、右上のアイコンをクリックして「描画色から背景色(RGB)」を選択しておき、領域内をマウスでドラッグします(こちら)。




グラデーションで白色化した部分にイラストをクリップボード経由でレイヤーとして作り移動します(こちら)。




グラデーションで濃い色の領域には文字を入れる領域を取り、「ブラシで描画」ツールを利用した色付けをして白地部分を作ります(こちら)。


「塗りつぶし」ツールで一気にできそうですが、背景がグラデーションになっているので巧くいきません。



今回はここまで(こちら)として次回に更に「描画ツール」を使ってみます。




尚、イラスト画像はこちらから借用しています。



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2018年08月31日

多様な機能の画像編集ソフト「GIMP(Ver 2.10.6)」を使ってみる(5)


オープンソースで無料で使える画像編集ソフト「GIMP(the GNU Image Manipulation Program、Ver 2.10.6)」の既存機能について、今回は画像ファイルの出力です。GIMP内部形式で保存する場合と、Jpegやpngなどの共通形式で出力(エクスポート)する場合の2種があります。



先ず、GIMP内部形式での保存では、メニュー「ファイル」→「保存」と「名前を付けて保存」があります(こちら)。



その2つの下に「コピーを保存」と「復帰」があります。「コピーを保存」は、画像処理を進めていく途中でチェックポイントとして状態を保存しておくもので、別名を指定して保存します。しかし、本来編集中の画像ファイルとの繋がりを情報として保持していますので、別名で「コピーを保存」していても、「復帰」で本来編集ファイルの初期状態に戻れます(別名で「コピーを保存」しているので、編集前のファイルを読み直せば良いように思いますが、元のファイル名を明確に記憶していなくても不安にならない点で良いかも知れません・・・)。



共通ファイル形式で出力するには、メニュー「ファイル」→「エクスポート」と「名前を付けてエクスポート」があります(こちら)。



「名前を付けてエクスポート」では、ファイル名指定の中で画像の拡張子も明確に指定する必要があります(こちら。jpg/jpeg・png・gif・bmp・tiff/tifは確認)。



編集した画像を上書きでエクスポートする時には、メニュー上でこちらの様にファイル名を付加しています。




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2018年08月30日

Windows 10のスクリーンショットアプリ「Snipping Tool」


Windows 10の次期バージョンでスクリーンショットアプリ「Snipping Tool」が、「Screen Sketch」アプリに切替わるとの情報もあり、「Snipping Tool」の使い勝手について投稿しておきます。

Windows 8.1ではこちらの様に、任意の四角形・ウィンドウ・全画面領域設定に加えて、自由形式での領域設定ができます。




先ず、四角形の領域指定を選択すると、弱い不透明の上にドラッグで領域の設定を行えます(こちら)。



切り取られた部分はコメントを追記できる鉛筆ツールや強調するマーカーを使う事ができます(こちら)。




自由形式での領域設定を選択すると、こちらのようなフリーハンドな指定ができ、こちらの様に切り取りができます。





現状のWindows 10における「Snipping Tool」でも基本は変わりませんが、領域設定が「モード」として扱われ(こちら)、遅延指定ができるようになりました(こちら)。





取り込んだ(及び コメント付けした)画像は、ファイル・クリップボード・メールで受け渡しができます。オプションで「常に切り取り領域をクリップボードにコピーする」にチェックを入れておくと(こちら。これがデフォルト)、受け渡し操作をしなくても(コメント付けはできませんが・・・)他のアプリへデータを渡せます。尤もこれが邪魔になるケースもあります。




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2018年08月29日

多様な機能の画像編集ソフト「GIMP(Ver 2.10.6)」を使ってみる(4)


オープンソースで無料で使える画像編集ソフト「GIMP(the GNU Image Manipulation Program、Ver 2.10.6)」の既存機能について、順次使っていく事にします。今回は画像処理をする対象画像の色々な取得方法です。

外部ファイルとして存在する画像ファイルの取り込みは、メニュー「ファイル」→「開く/インポート」でできます。新規の作成する何も描かれていないキャンバスを作るメニュー「ファイル」→「新しい画像」は既に実施してみました。ここでは別の形で存在する画像情報(データ)を使って、画像ファイルとして生成するメニュー「ファイル」→「画像の生成」を使います(こちら)。




最初は「スクリーンショット」です。「スクリーンショット」ウィンドウで取り込む範囲を単一ウィンドウ単位とするか画面全体とするかを指定し、「スナップ」アイコンで開始用ウィンドウ「Select Window」を開いて、「+」を取り込みウィンドウにドラッグします。


単一ウィンドウ単位の場合の例がこちら


画面全体を指定した時の例がこちら


取り込んだ時の画像サイズにより、GIMPウィンドウのサイズが変わる事があります。その際はウィンドウのサイズを変更したり、下部にある画像表示の拡大/縮小率を変更します。

「スクリーンショット」ウィンドウでは「待ち時間」を設定する事ができます。何らかの立ち上がり待ちとかがある場合に有効です。



次がメニュー「ファイル」→「画像の生成」→「スキャナー/カメラ」です。スキャナーのデバイス選択や画像特性の指定などをしてスキャンします(こちら)。


ここはスキャナーのドライバーで変わってくると思います。


結果としてこちらの様に取り込みます。


残念な事に我家の環境ではカメラからの取り込みができませんでした。原因は分っていません。



3つめがメニュー「ファイル」→「画像の生成」→「ウェブページから」です。「ウェブページから画像を生成」ウィンドウでURLを指定します(こちら)。



取り込んだ例がこちら


URLのページ全体を取り込めますが、埋め込みスクリプトなどで動的に表示する部分は、取り込む事ができません。



このような場合はWindowsの「Snapping Tool」やFirefoxが持つ「スクリーンショットを撮る」を使って、クリップボードに取り込んでから、メニュー「ファイル」→「画像の生成」→「クリップボードから」を使います(こちら)


上部には一連の作成した画像サムネイルを表示していますので、それをクリックすればタブ・アイコンの役割をして、直接希望の画像ファイルを表示できます。



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2018年08月28日

多様な機能の画像編集ソフト「GIMP(Ver 2.10.6)」を使ってみる(3)


オープンソースで無料で使える画像編集ソフト「GIMP(the GNU Image Manipulation Program、Ver 2.10.6)」の新機能に、フィルタとしてメニュー「Map」→「Little Planet」が加わりました(こちら)。




こちらの様に「Little Planet」ウィンドウで「Pan」・「Tilt」・「Spin」・「Zoom」などにより変形の調整ができます。



例えばこちらの様にできます。




「Tilt」の調整によって、こちらのようにする事もできます。




こちらのページから借用した(一部を切り抜いている)遠景パノラマ写真などの様に高さの差異が小さい場合には(こちら)、より円形に近い画像にする事ができます(こちら)。




メニュー「ツール」→「ズーム」により中心にズームすると、こんな画像が得られます。



更に360度パノラマのように、画像の左右が整合する場合にはさらに整った画像になるかも知れません。



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2018年08月27日

多様な機能の画像編集ソフト「GIMP(Ver 2.10.6)」を使ってみる(2)


オープンソースで無料で使える画像編集ソフト「GIMP(the GNU Image Manipulation Program、Ver 2.10.6)」の新機能に、フィルタとして「Long Shadow」が加わりました。影を付けるというよりも文字を立体的に見せる機能になります。

先ず、透明な背景のもとに、文字を入れた画像ファイルを用意し(こちら)、GIMP内部のファイルとして保管しておきます。




文字の部分を明確に見えるようにする為、バックグラウンドとする画像を新規に作ります(こちら)。




用意してある文字の画像ファイルをレイヤーとして読み込みます(こちら)。



画像ファイルを読んで「矩形選択」を使い次に処理を加える範囲として上の文字列を選択します(こちら)。



メニュー「Filters」→「Light and Shadow」→「Long Shadow」で(こちら)「Long Shadow」ウィンドウを開き、「Angle」・「Length」・「Color」などで変形します(こちら)。





次に下半分の文字列を処理範囲に選択して、メニューで「Long Shadow」のすぐ上にある「Drop Shadow」の場合には(こちら)、下の紙に写る影のようになります(こちら)。





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2018年08月26日

多様な機能の画像編集ソフト「GIMP(Ver 2.10.6)」を使ってみる(1)


こちらの記事によるとオープンソースで無料で使える画像編集ソフト「GIMP(the GNU Image Manipulation Program、Ver 2.10.6)」を公開しました。テキストの縦書き表示や新規フィルターなど魅力的な機能を実現しているので使ってみます。非常に多様な機能を持つので先ず最新版で実現した機能を、基本機能と共に利用していきます。

「GIMP」最新版(Ver 2.10.6)のダウンロードはこちらのページから行います。


同じページからダウンロードできるHelp用ファイル(日本語あり、インストール要)をローカルに設定しておく事をお勧めします。



今回はテキストの縦書き表示を使います。テキストを表示する背景の画像は、メニュー「ファイル」→「開く/インポート」で行います(こちら)。



「GIMP」は画像編集する時点では専用の画像形式を使うので「変換」処理をします(こちら)。




結果がこちら




さて、今回テーマのテキストは、メニュー「ツール」→「テキスト」により枠(ボックス)を(ドラッグして)作成し入力します(こちら)。



表示は左から右への横書きになっていますので、テキストに対して右クリックメニューで「Vertical, right to left(mixed orientation)」を選択します(こちら)。




同様にテキストボックスを作成して右クリックメニューで「Vertical, left to right(mixed orientation)」とすると、縦書きでも行並びの方向を逆にできます(こちら)。




上掲の2つの場合には英文字が横になっていますが、右クリックメニューで「Vertical, right to left(upright orientation)」を選択すると、縦並びにできます(こちら)。




この表示方向の選択は継続しますので、2回目以降に同じ属性のテキストボックスを作る時は必要なくなります。



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2016年11月06日

人工知能を用いて白黒写真を自動色付けするサイト【改訂】


「ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け」をするサイトを公開しています。

人工知能を使った白黒写真のカラー化HP【改訂】_s.jpg


操作は白黒写真を指定して「色付け」をクリックするだけという簡単さ。指定の下に表示します。実際に新たに処理した結果がこちらこちらこちらこちら こちらこちらこちらこちらこちら

人工知能を使った白黒写真のカラー化【改訂】_201_s.jpg


人工知能を使った白黒写真のカラー化【改訂】_202_s.jpg


人工知能を使った白黒写真のカラー化【改訂】_203_s.jpg


人工知能を使った白黒写真のカラー化【改訂】_204_s.jpg


人工知能を使った白黒写真のカラー化【改訂】_205_s.jpg





【削除】



【改訂】 2021年08月18日 15:30 全面見直し


 
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2016年11月05日

Jpegファイルを高画質でノイズ除去して拡大できるWebサイト「waifu2x」


不可逆的なJpegファイル形式を何度か画像処理して保管すると、ノイズが入ってしまいます。画像処理の操作中は、pngファイル形式や画像処理ソフトの独自形式を使い、最終的に望む形式で保管する事もできますが、状況によってはそれができない場合があります。

こちらで登録している、Jpeg画像を拡大する時に生ずるノイズなどの課題を人工知能技術「深層畳み込みニューラルネットワーク(Deep Convolutional Neural Networks)」で解決してくれるソフトが、Webサイト「waifu2x」で利用できます。一度こちらで紹介していますが、バージョンアップしたので再試行してみます。

こちらのイラスト画像(こちらから借用)でその確認をしてみます。そのイラスト画像をPhotoshop Elementsで単純に5回Jpegファイルとして書き出したこちらの画像ファイルをベースとします。



比較の為にPhotoshop Elementsで縦横2倍(面積4倍)にし、ノイズ除去処理をした画像がこちら(1つの比較部分の拡大を下に示す)。



一方、こちらの指定で縦横2倍に拡大処理したのがこちら(1つの比較部分の拡大を下に示す)。




1例だけですが非常に有効である事が分かります。このサービスはブラウザによって上手く動かない場合があります。今回はChromeで確認しました。


 
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2016年09月07日

GIFアニメーションのままにリサイズするソフト「GIFmicro」


GIFアニメーションをGIFアニメーションのままにリサイズするフリーソフト「GIFmicro」を使ってみました。こちらから最新バージョン: 1.6 をダウンロード&インストールしました。




アプリを立ち上げた所がこちら


実際に1つのGIFアニメーションをアップロードし、右上の「≡」のクリックでメニューを表示した所がこちら


「リサイズ」にチェックを入れ、リサイズ結果の幅と高さを入力します。別ファイルにしたい時は、「ファイル名」にチェックを入れて接尾辞を設定します。更に保存先の指定を、「デスクトップの特定フォルダ」・「画像ファイルと同じフォルダ」などから選択します。

左上の「最適化スタート」アイコンのクリックでリサイズ処理をします。元ファイルがこちらに対して、リサイズ生成したGIFアニメーションがこちら



 
posted by 鎌倉太郎 at 09:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験利用-画像編集ソフト | 更新情報をチェックする