マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が、マイクロソフト主催「CEO Summit」の基調講演で、新たなマルチタッチ・インタフェースを備えた「Touch Wall」というコンピュータを発表しました。
マルチタッチ・インターフェースについては、本ブログでも投稿しています。
マイクロソフトの「Surface」がAT&Tストアにデビュー(2008年05月06日)
マイクロソフト「Surface」の道のりは「楽ではない」(2007年11月13日)
特に、2007年11月13日の投稿では、「Touch Wall」と類似のコンセプトのものとして、ニューヨーク大学教授のJeff Han氏やHP社での開発事例もYouTube動画で紹介しています。
まず、マイクロソフトの「Touch Wall」ですが、ここでTechCrunchが詳しいレポートをしています。
TechCrunch Japanese アーカイブ » TouchWall:壁をマルチタッチインタフェースにするマイクロソフトの安価なプロダクト
< /div>ビル・ゲイツ会長のプレゼンテーションが、YouTube動画で登録されています。
ニューヨーク大学教授のJeff Han氏の「Perceptive Pixel」が約10万ドル、マイクロソフトの「Surface」が約1万ドルに対して、「Touch Wall」は、試作モデルのH/Wが数百ドルとの事なので製品となった時の価格はS/Wも入れて「Surface」の数分の1でできそう。
しかし、問題は原理的にプロジェクターを使っている所。本ブログの主旨から家庭で使えるかという観点から評価すると、普通の家庭では不可能でしょう。下の写真が「Touch Wall」の構成を示していますが、壁面となるガラス面の後ろにプロジェクターを置く為の奥行きが必要です。オフィースでホワイトボードの置き換えはできるかもしれません。
TechCrunch Japanese アーカイブ » TouchWall:壁をマルチタッチインタフェースにするマイクロソフトの安価なプロダクト
< /div>可能性があるとすると、2部屋の間に壁の替りにガラス面を付けて天井からプロジェクタ投影すれば、スペース的な面は解決できるかもしれませんね。(どこかのショップウインドウで動画表示するのを見た事がありますが…)
私の持論としては、超薄型TV用のパネルが更に薄く安価に提供され、一般家庭で壁紙として使えるようになるのを期待したい。当然、タッチパネルとしても使える・・・・