前回はファイル操作の部分のユーザインターフェースについて書きました。今回はファイルの作成・編集機能の部分です。
まずは、「Import」。MS PowerPoint(.ppt、.pps) や OpenOffice(.odp、.sxi) ファイルが可能で、ファイルサイズは10 MB以下。大きな画像を含むファイル、多数のページを含むファイルでも「Import」できました。しかし、少し複雑な指定のある書式が取込めていませんでしたが、これは未だ日本語対応ができていない為と思われます。個人で使う範囲では簡単に補正ができるので、大きい問題にはならないと思います。
「Import」はローカルPCにあるファイルだけでなく、ネット上にあるファイルも取込めます。
「Import」指定:(クリックで拡大)
(但し、ネット上のPPTファイルは、特定のメンバー登録するサイトを除くと滅多に見ませんが・・・・・)
次は、「Export」ですが、これは通常期待するローカルファイルへの出力ではなく、HTMLになります。しかも、ブラウザによる表示のみ。これでは「SlideShow」との違いが見えません。
さて、実際にプレゼンテーションを作ってみました。(「Play」をクリックしてください。Slide5まで来たら「Pause」をクリックしてShow2.0をページ停止して、YouTube動画を動かしてください)
基本的な機能は揃っていて、他のオンラインで使えるプレゼンテーション機能と比べて非常に良いものだと思います。今回の「2.0」では、
(1)テーマ(デザインテンプレート)の種類拡大
(2)オブジェクト(クリップアート、図形・記号)の種類・数量の追加
(3)テキストボックスやオブジェクトに対するプロパティ設定やアクション実行
などが機能追加になっています。特に、Ajax技術を活用して使い易くなっています。オブジェクトも表示一覧からドラッグ&ドロップで希望の位置に設定できます。特にオブジェクトを重ね表示する時の表示順を、MS PowerPointと同じ指定方法で設定できたり、オブジェクトのプロパティ指定がマウス右クリックで一覧表示される事には関心・感激。更に、「Slide」の補足説明をnotesとして追記できます(これもMS PowerPointと同じ機能)。
HTML挿入機能を使えば、YouTubeの動画なども組込めます。
企業関係の仕事でも、(セキュリティの課題を無視すれば)十分に使えるレベルと思います。
逆に、個人の範囲で使う事はあまり無いと思いますが、例題として挙げられていたものとしては、写真の連続表示がありました。「Slide Delay」時間(秒)を指定して順次ページ替えしていく機能です。これも写真サイトであればサービスしている機能ですから、独自の使い方と言う訳には行きませんが、ファイルの共有機能を使えば、写真上で直接に感想などを書けるのでコラボレーションができます。(ニコニコ動画と同じ使い方のイメージ)