先日、あるセミナーで「Mash up Award 2nd」受賞者の講演を聴いてきました。講演の内容は、受賞対象のサイト『出張JAWS』の紹介とマッシュアップという技法をどの様にビジネスに繋げて行くかという事でした。
マッシュアップとは、複数のWebサービスのAPIを組み合わせ、あたかも一つのWebサービスのようにする機能の事。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
作者は公務員であった時に土日の休日時間を5回(合計10日間)を使って、調査・勉強・問合せしながらの作成で、実際の作成時間は2~3日程度との事。
googleMAPの操作機能、施設名から最寄り駅の検索、経路の検索や宿泊・食事施設検索などは、色々な組織から無償で提供されているWebサービスのAPIを使っています。この『出張JAWS』のポイントは、出張計画を作るまでの流れをワンストップでできる事と、自らも必要とする計画書印刷まで使い易く効率的にできる事であって、アプリケーションにおける検索段階での主要な機能は全て無償サービスを使っています。更に実現したかった機能として、出張報告書の作成、費用清算請求までやりたかったが、作成時間と組織の費用請求の仕組みからできなかったようです。
ただ、出張計画書などのフォーマットは作者の組織では使えるが、他の組織では多分難しいという事に注意。
現状は「Mash up Award」を開催・利用喚起するようなレベルでの勉強がいる訳で、これからのIT技術/ITサービスが高度化・充実してくると、例えば、
①旅行先の調査 見所の検索、最適ルート検索、など
②予約 旅行会社、ホテル、交通機関、劇場・イベント・現地ツアー、各種座席、など
③費用支払い
④家族・友人への出発連絡(宿泊先)・帰国連絡 各連絡先毎に内容選択
⑤ブログへの投稿 自分オリジナルなのフォーマットで、感想文・写真・動画などをページ掲載
といった別々のWebサービスを使ってやっている事を、自分流(自分好み)の一連の流れ(ワンストップ)で簡単にできるようになるかも知れません。
これまでの「Mash up Award」受賞・応募サイトを紹介します。
「Mash up Award 2nd」審査結果発表!!
http://bic.recruit.co.jp/mashupaward/results.html
Sun×Recruit Mash up Awardコンテスト結果
http://www.recruit.jp/mashup2006/result.html