今回の綺麗な銀河・星雲は、環状銀河(Ring galaxy)「LEDA 1313424」です(こちら)。ハッブル宇宙望遠鏡で8つの環(Ring)を観測した後、W・M・ケック天文台(W. M. Keck Observatory)の大規模反射望遠鏡(近赤外線~可視光)による観測データから更に外側に環があり9つとされています。これまでの観測で知られているのは2つ乃至3つです。

「LEDA 1313424」の直ぐ左にある青色の矮小銀河(Dwarf galaxy)が、約5000万年前に「LEDA 1313424」の中心を通り抜けた余波で多数の環ができたと考えられています。最も外側の環は天の川銀河(銀河系、Milky Way)の2.5倍になるようです。