2023年12月14日

綺麗な銀河・星雲(1931) - エリダヌス座(Eridanus)にある銀河団「MACS J0416.1-2403(MACS0416)」


今回の綺麗な銀河・星雲は、エリダヌス座(Eridanus)にある銀河団(Galaxy cluster)「MACS J0416.1-2403(MACS0416)」です(こちら)。


ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)の赤外線データとハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)の可視光データを合成した画像



「MACS J0416.1-2403」は地球から約43億光年離れています。青色は比較的地球に近くにありハッブル宇宙望遠鏡のフィルタからの天体で、赤色はジェイムズ・ウェッブのフィルタからのデータでより遠距離にある or 精密に把握できた事を反映しています。

こちらにハッブル宇宙望遠鏡からの画像(左側)とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からの画像を並べて見る事ができます。



「MACS J0416.1-2403」の重力レンズ(Gravitational lens)効果により、弧状になっている幾つかの背後銀河も見えています。こちらビッグバン(Big Bang)から約30億年後に存在した背景銀河を浮き彫りにしています。



その銀河には時間の経過に伴って観察される明るさが変化する天体があり、"モスラ(Mothra)"という愛称が名付けられました。"モスラ"は重力レンズで少なくとも4000倍に拡大された星とみられていて、「MACS J0416.1-2403」の重力レンズだけでなく別の天体による重力レンズでもさらに拡大されていると考えられています。



「MACS J0416.1-2403」はこちらでの紹介しています。



posted by 鎌倉太郎 at 02:12| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-魅惑の銀河・星座 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック