「MACS J0416.1-2403」は地球から約43億光年離れています。青色は比較的地球に近くにありハッブル宇宙望遠鏡のフィルタからの天体で、赤色はジェイムズ・ウェッブのフィルタからのデータでより遠距離にある or 精密に把握できた事を反映しています。
「MACS J0416.1-2403」の重力レンズ(Gravitational lens)効果により、弧状になっている幾つかの背後銀河も見えています。こちらはビッグバン(Big Bang)から約30億年後に存在した背景銀河を浮き彫りにしています。
その銀河には時間の経過に伴って観察される明るさが変化する天体があり、"モスラ(Mothra)"という愛称が名付けられました。"モスラ"は重力レンズで少なくとも4000倍に拡大された星とみられていて、「MACS J0416.1-2403」の重力レンズだけでなく別の天体による重力レンズでもさらに拡大されていると考えられています。