2022年10月02日

NASAは小惑星に人工衛星を衝突させるDART実験に成功


米国NASAは、小惑星(Asteroid)が地球に衝突する事態を回避する事を最終目的として、小惑星に人工衛星を衝突させて軌道変更の程度を評価する実験を行いました。実際2022年9月26日23時16分(UTC)に、DART(Double Asteroid Redirection Test)衛星を二重小惑星「ディディモス(Didymos)」の衛星(ディモルフォス、Dimorphos、旧・ディディモスb)への衝突に成功しました。衝突の結果評価は数週間が必要と云われます。


衝突時の公開している映像がこちら



DARTに積載して事前に分離していた超小型衛星(LICIACube Satellite)のカメラで衝突後の状況を撮った公開映像がこちら



ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)を同じ対象・時間に使って、衝突時の瞬間を観測するという事も行われました。SF映画のシーンを思い出しますが、地球へ衝突時の影響・被害を考えれば、DART及びその発展形は備えて置かねばならないシステム機能です。



posted by 鎌倉太郎 at 13:32| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-惑星探査 | 更新情報をチェックする
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