今回の綺麗な銀河・星雲は、ペガスス座(Pegasus)にある近接した5つの銀河(Galaxy)「ステファンの五つ子銀河(Stephan's Quintet、HCG 92、Arp 319)」(こちらとこちらと実際は内の4つ。こちらとこちら)。

更に精細な画像はこちら(但し、23.0 MBのサイズです)。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による中赤外線画像

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)及びすばる望遠鏡(Subaru Telescope)の公開データによる合成画像

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は近赤外・中赤外線の領域、ハッブル宇宙望遠鏡は近紫外線・可視光・近赤外線の領域を各々カバーしており、更にすばる望遠鏡のデーターを加えて幅広い領域の光を捉えている事になります。
尚、「ステファンの五つ子銀河」を構成する銀河の内「NGC 7320」は、地球に近くて約4000万光年の位置にありますが、他の4つの銀河は3億光年離れて実際に密集しています。すばる望遠鏡では「NGC 7318A/B」と「NGC 7319」の間に相互作用(Interacting galaxy)によって生まれた星形成(Star formation)領域(赤色)を検出しています(こちらを参照)。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(近・中赤外線)とチャンドラX線観測衛星(Chandra X-ray Observatory、水色)とスピッツァー赤外線宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope、赤色・緑色・青色)の合成画像

【改訂】 2022年11月07日 01:10 画像の追加
2022年07月28日 01:10 画像×2の追加
2022年07月28日 01:10 画像×2の追加