こちらは米国の海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)が運用する環境観測衛星(Environmental satellite)「NOAA-20」が2022年6月5日に撮影した、サハラ砂漠から大西洋上に拡散している粉塵です。
こちらが2日前(6月3日)の画像ですから、急速に広がっているのが分かります。これらはアメリカ大陸まで到達する事があります。こちらの気象衛星「スオミNPP(Suomi NPP)」の2020年6月画像で分かる通り、定期的に発生しています。
サハラ砂漠の粉塵は大西洋上の島々に土壌をもたらしたり、アマゾンの土壌栄養素の供給源になっていますが、人間の呼吸器疾患の原因にもなっていて功罪が複雑です。