今回の綺麗な銀河・星雲は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)の近赤外線カメラ(NIRCam)によって機器調整(Alignment)段階で撮影された、りゅう座(Draco)の方向で地球から2000光年にある恒星「2MASS J17554042+6551277」です(こちら)。
尚、トゲトゲの光は回折パターンで「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の18枚の六角形の鏡片によって生み出されたものです。
「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」については以下の投稿を参照してください。
近赤外線分光器(Near-Infrared Spectrograph)、中間赤外線観測装置(Mid-Infrared Instrument)、近赤外線撮像装置(Near InfraRed Image)、スリットレス分光器(Slitless Spectrograph)など、光学望遠鏡の全ての機器調整を5月上旬までに完了しようとしています。その後、約2ヶ月間の科学機器の準備を経て、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の本格的な画像公開は夏になる予定です(こちらを参照)。