
「PDS 70」の回りにある原始惑星系円盤(Protoplanetary disk)に太陽系外惑星(Exoplanet)「PDS 70b」と「PDS 70c」が存在していて、その内の「PDS 70b」をパラナル天文台に設置された「超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope、VLT)」で捉えられたのが上掲画像です。中心で黒く塗りつぶされているのは、恒星の光を遮る為に使われたコロナグラフ・マスク(Coronagraph mask)です。

破線丸が系外惑星、星印が恒星の位置です。
アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array、ALMA)により、「PDS 70c」を鮮明に捉えた画像がこちら(超大型望遠鏡VLTの画像を付加したのがこちら)

尚、国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡に設置した「HiCIAO」使って、2012年にPDS 70 星の原始惑星系円盤にすきまが存在する事を初めて観測し、惑星が存在する可能性を示しました(こちら)。
【改訂】 2023年10月18日 21:55 画像の差替え、画像の追加、追記、リンク先変更