2020年09月10日

気象衛星「スオミNPP」で、米国カリフォルニア州の森林火災の影響が広範囲に及んでいると確認


こちらは2020年09月7日に極軌道上を周回する気象衛星「スオミNPP(Suomi National Polar-orbiting Partnership、Suomi NPP)」が米国を中心に撮った画像です。西海岸から東海岸まで範囲に入っています。



米国カリフォルニア州の森林火災(こちらを参照)の影響を確認するのが目的でした。



上掲の写真では主に火災と煙を示していますが、こちらでは「スオミNPP」に搭載する観測装置「OMPS(Ozone Mapping and Profiler Suite)」によるエアロゾル(Aerosol、大気エアロゾル粒子)指数(Aerosol index、AI)値をカラーで示しています。



AI(0.0~5.0)は、無色:0.0、黄色:0.5 - 2.6、オレンジ色:2.7-3、濃い赤色:3 - 5.0に対応します。濃い赤色が広い地域になっていて、健康に害を及ぼす可能性があると云われています。

尚、観測装置「OMPS」は本来オゾンを測定する目的で設計していますが、二酸化硫黄や灰のような他の大気中の粒子を測定する機能もあります



posted by 鎌倉太郎 at 14:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記-惑星探査 | 更新情報をチェックする
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