2020年08月26日

首都圏で見えた火球と地球に最接近した小惑星


この所首都圏で火球を見る事が立て続けに起きました。7月に見られた火球については落下地点と想定した範囲内に隕石の破片2つを発見しました(こちらこちらを参照)。



8月21日の火球も映像として記録されました。



話題は少し変わりますが、「2018 VP1」と名付けたアポロ(Apollo asteroid)地球近傍小惑星(Near-Earth object)が、2020年11月2日に地球へ接近します。「2018 VP1」自体は直径約 2m 程度で、地球に影響を与える確率は0.41%と云われます。仮に地球大気に突入しても地表までには消滅するようです。



2020年アメリカ大統領選挙は11月3日、「2018 VP1」の最接近がその前日という事で話題に上りそうです。



地球に接近する小惑星などは世界的に監視されています。しかし、「2020 QG」と名付けた地球横断小惑星(Earth-crossing asteroid)が、8月に既知のどの小惑星よりも地球に接近したのに、最接近した6時間後に見つかるという事がありました(下はアニメーション)。



「2020 QG」の直径は 3~6m なので、これも仮に地球大気に突入しても地表までには消滅しそうです。問題は事前に見つけられなかった事。特に大きな災害になり得る 140m 以上の小惑星を全て認識できている訳ではありませんが、こちらの記事によると現状は太陽方向からくる(「2020 QG」のような)天体は見つけられないのだそうです。幸いにも米国NASAが研究開発しているとの事です。

ラベル:火球 小惑星
posted by 鎌倉太郎 at 14:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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