こちらは地球観測衛星「テラ(Terra)」に搭載されている光学センサ「ASTER (高性能熱放射反射放射計、Advanced Spaceborne Thermal Emission and Reflection Radiometer)」による画像です。米国アリゾナ州ツーソン北部のビッグホーン火災(Bighorn Fire)によって燃やされた地域を画像化しています。画像で植生は赤、焼かれた領域は濃い灰色になっています。

「ASTER」は日本で開発した観測機器で、可視から熱赤外線波長領域までの14個のスペクトルバンドと、約50〜300フィート(15〜90メートル)の高い空間解像度を持ちます。
ビッグホーン火災は、6月5日の夜、アリゾナ州ツーソン北部のサンタカタリナ山脈(Santa Catalina Mountains)で落雷が発生し、乾燥した植生と風が強かった事で火災が急速に広がったとの事。7月2日現在でも延焼中です。