またコンピュータとしてトータルなバランスを検証する「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」で一位(こちら)、今後利用が求められる機械学習とディープラーニングに基づくHPCと人工知能への対応を評価する「HPL-AI」でも一位となっています(こちら)。
更にビッグデータ解析に使われる、超大規模グラフの探索能力で計算機を評価する「Graph500」でも一位となています(こちら)。
「TOP500」のレポートによると、現在2位のシステムを2.8倍上回っているとしています(こちら)。「富岳」は未だ整備途中であり、フル稼働後のチューニングも合わせてもう少し性能が伸びそうですが、他の国でも既に後継の開発を進めているので、何れ高性能なコンピュータが出現すると思います。
尚、電力効率の良い高性能計算の実現を評価する「Green500」では日本のPreferred Networksによる「MN-3」が一位になっています(こちら)。「富岳」も9位に入っていますが、8位に入っている0.5世代前(?)のシステムと性能比2.8倍上回っていても、電力効率がほぼ同程度というのは評価できる点でしょう。