「つばめ」では、通常の観測衛星が周回する高度600 km-800 kmの軌道に対して、1000倍以上の大気抵抗を受ける高度300 km以下の超低軌道で、効率的・継続的に高度を維持する技術実証に成功しました。高度が低ければ各種センサーが小型でも、従来方法での観測より高分解能を実現できるからです。
実際に、高度692kmの陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」が搭載した口径30cmの光学センサは分解能 2.5m でしたが、「つばめ」が搭載した口径 20cmの小型光学センサーは、高度を381kmで分解能 1.1m を、181.1kmで分解能 0.52m を実現しました(こちらを参照)。
軌道高度181.1kmでの画像