小惑星「リュウグウ」探査機「はやぶさ2」が、残っていた小型ローバ「MINERVA-II2」の分離に成功しました(こちら)。現在は高度8㎞でホバーリングして「MINERVA-II2」が「リュウグウ」を周回する様子の観測中です。
【MINERVA-II2】MINERVA-II-2が分離されたことを、本日(10/3)、01:38 JSTに確認しました。分離時刻は、00:57 JST(探査機時刻)です。探査機の状態は正常です。
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) October 2, 2019
小型ローバ

分離直後に撮影したMINERVA-II2
【MINERVA-II2】分離直後に広角の光学航法カメラ(ONC-W2)で撮影したMINERVA-II2です。MINERVA-II2からの電波も受信しています。(画像クレジット:JAXA、千葉工大、東京大、高知大、立教大、名古屋大、明治大、会津大、産総研) pic.twitter.com/lJMnR7M6Pn
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) October 2, 2019
尚、開発期間が短く、打ち上げ直前にデータ処理系の不具合が分かっていた「MINERVA-II2」は、「リュウグウ」を周回させてから落下する事で、重力場の推定を行う計画に変更しています。これで全てのミッションを終了して、地球の向けて帰還の体勢に入ります。地球到着は2020年末の予定。