今回の綺麗な銀河・星雲は、カシオペヤ座(Cassiopeia)にある超新星残骸(Supernova remnant)「CTB 1(Abell 85)」です(こちらとこちら こちらとこちら[拡大表示に時間が掛かります])。
Sierra-Remote Observatoriesによる画像
Sierra-Remote Observatoriesによる画像
天文愛好家による画像
超大型干渉電波望遠鏡群(Very Large Array、VLA)とドミニオン電波天文台(Dominion Radio Astrophysical Observatory、DRAO)の電波データ、及び赤外線天文衛星IRAS(Infrared Astronomical Satellite)の赤外線データからの合成画像
「CTB 1」の左下に向かいう光跡はパルサー(Pulsar)「PSR J0002 + 6216(Cannonball Pulsar)」によるもので、光跡の長さは13光年もあります。2019年4月の発表によると、VLAのデータとフェルミガンマ線宇宙望遠鏡(Fermi Gamma-ray Space Telescope)のデータ分析から、時速約400万㎞という超高速で移動している事が分かりました。
このパルサー自体は2017年に市民科学プロジェクトによるフェルミガンマ線宇宙望遠鏡の観測データ分析から発見されました。