更に資料館(本館)の1階部分は吹き抜けになっていて、「祈りの泉」と呼ばれる大きな噴水(こちら。右が本館)も含めて一線上で見られるようになっているそうです。全体設計した丹下健三氏の広く見せたいという考えとの事。残念ながら本館は2019年3月まで改修工事があり、その様子を見る事はできませんでした。

現時点で見学できる「広島平和記念資料館(東館)」(こちら。左が工事中の本館)の1階には僅かですが無料の展示コーナーがあり(こちら)、核爆発の凄惨な写真・遺品を展示していました。ここだけでもインパクトがありました。

改めてこれらの見学を通して思うのは、早く完全核廃棄をすべきですが、今の政治情勢からすると、徐々に全廃に持っていく事は困難で、全世界で無条件・完全監視の下、同時一括で核廃棄作業を行うと共に、継続的に全世界を強制監視するといった、"超"理想的な手段で実施しない限り非常に困難だろうという事です。自ら弱小国と思っている(独裁的?)政治指導者の経済的利益・政治体制への欲求・恐怖心とも絡むので、非常に複雑に絡んだ糸をほぐすようなものでしょう。実質使わせないという手段に切替えたとしても困難な事に代わりません。
少し感情が高ぶっているようで・・・・