録音した音声を多様に加工・編集できる録音アプリ「WaveClipper」について、今回はクリップボードを使って、音声の順序を変更したり同じ音声部分を繰り返したりする事を確認します。
今、全体で190秒の録音したファイルが処理対象のファイルになっている状況とします。その処理対象のファイルは90秒から100秒の間が無音状態になっていて、前後を入れ替える処理をしたい場合、こちらのように前半部分の範囲を設定します。
メニュー「編集」→「切り取り」を選択してクリップボードに移動します(こちらを参照)。
処理対象が残りの95秒になっています。
終了位置が95秒になっていることを確認して、メニュー「編集」→「貼り付け」を実行した所がこちら。
録音内容が前後の入替えが行われて、元の全体の長さ190秒に戻っています。
終了位置は最終ポイント(今の場合95秒)である必要はなく、任意の位置(但し、切り取った後の範囲)で貼り付けができます。終了位置を設定するとその際に「再生」欄の長さが変わりますが無視し(少し困惑しますが・・・)、メニュー「編集」→「貼り付け」を実行すれば可能になります。
次に全体で190秒の録音したファイルが処理対象のファイルになっている状況に戻って、音声の一部(30秒から45秒の間とします)を3度繰り返したい(2回コピーする)場合、こちらのように繰り返したい範囲を設定します。
メニュー「編集」→「コピー」を選択してクリップボードにコピーします(こちらを参照)。
終了位置が45秒になっている事を確認して、メニュー「編集」→「貼り付け」を2回実行した結果がこちら。
190秒+15秒×2回=220秒になっています。
この場合も任意の位置(但し、切り取った後の範囲)に終了位置を設定する事で貼り付けができます。
メニュー「編集」→「ミキシング貼り付け」も同様ですが、開始位置を指定する点が異なります。
実はこのメニュー「編集」→「貼り付け」を実行すると、対象ファイルが更新されます(開発者の回答は仕様との事です。理由はクリップボードの内容を保存する為)。この場合には「再読み込み」による復元はできませんので注意が必要です。「ミキシング貼り付け」では復元できます。