JAXAのプレスリリースによると、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)と超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)を搭載したH-IIAロケット37号機(H-IIA・F37)(高度化仕様)を予定通り打ち上げました。
打ち上げの様子がこちら。
今回はH-IIAの高度化仕様として、打ち上げる2つの衛星を全く異なる軌道に投入という試みに成功しました。「しきさい」は高度800㎞の円軌道、「つばめ」は高度643km~450kmの楕円軌道(その後「つばめ」が自力で392kmの円軌道に移行、更に268kmまで下げて軌道維持を図る)です。
この技術はH-IIAロケットの最大積載量に収まる複数の衛星を効率よく打ち上げるのに有効です。