JAXAのこちらの記事によると、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」実験棟内で自律的に移動して、宇宙飛行士が行う作業の様子をモニター撮影するドローン「Int-Ball(イントボール)」の初期検証(ステップ1)状況を映像で公開しました(こちら)。
現状は宇宙飛行士の作業操作の確認をしたり、実験結果をリアルタイムで観察する為に、別の宇宙飛行士がカメラで撮影して映像を地上に送っています。撮影の作業は宇宙飛行士の作業時間の10%にもなるとの事。この撮影作業を全て「Int-Ball」で代行するのが目標です。
無粋な(?)装置群の中で、ちょっとオシャレなデザインの「Int-Ball」は、宇宙飛行士の中で癒し的な効果も期待出来て人気者になるかも知れません。
「超小型三軸姿勢制御モジュール」の応用を示していますし、外装(筐体)と内部構造を全て3Dプリントで製造というのは注目です。今回は実証プロセスの第1ストップとして基本的な運用動作を確認しますが、ステップ2で自律飛行での撮影とメンテナンス不要の機能を実現し、ステップ3で保管物品の管理作業といった拡張を目指すようです。
より詳細にはこちら(pdfファイル)を参照してください。