スペースX社(SpaceX)のニュースリリースによると、2018年第4四半期に2人の一般人に対する月への宇宙旅行を実現する予定と発表しました。2人は既に決まっていて、旅行費用の入金もなされていて、月を一周して一週間程で帰還する事になります。
搭乗する宇宙船は「ドラゴンV2(Dragon 2、Dragon Version 2)」で、打上げにはファルコンヘビー・ロケット(Falcon Heavy rocket)を使います。
ドラゴンV2は既にISSへ物資を運んでいる宇宙船の有人バージョンとして開発していて、1回の無人での打ち上げと、1回のISSへ宇宙飛行士を運ぶミッションに成功してからとなります。
ファルコンヘビー・ロケットも開発中ですが、基本的にファルコン9(Falcon 9)ロケットの1段目をブースターとして使う形なので、ロケットエンジンとしては実績がある事になります。
また旅行者2人は今年中に各種健康判断や訓練を今年中に開始する予定です。
尤も米国での航空局とかNASAの承認が必要になるでしょう。
何れにしてもリスクはありますが、お金があってリスクを承知であれば、宇宙旅行が可能であるという目途がついた事になります。