スペースX(SpaceX)社のニュースリリースによると、2016年9月の打ち上げ失敗の原因を克服し、ファルコン9(Falcon 9)の打上げを再開しました。今回は10個のイリジウム衛星(Iridium satellite constellation)を低軌道へ配置する事に成功し、ロケット1段目の洋上回収にも成功しています。
打ち上げ時の映像がこちら。
ロケット1段目の回収に関する映像は動画の4分50秒辺りからで、5分30秒辺りで姿勢制御の格子状フィンを開いています。徐々に降下角度を垂直に近づけますが、エンジンを逆噴射したりフィンが微妙に動いて姿勢制御しているのが分かります。8分15秒当たりでは回収用の艀も見えてきます。
さて、今回の10個のイリジウム衛星は、「次世代衛星通信ネットワーク計画(Next-generation constellation)」により現在運用している66個の衛星を全て置き換える最初のミッションでした。2回目のミッションは4月を予定しています。