観光第4日ブレナム宮殿(Blenheim Palace)の続きです。
宮殿のエントランスで専属の日本人ガイドが紹介され、早速宮殿内へ。前回に掲載したこちらが宮殿の構成です。
最初にⒶで初代マールバラ公(Duke of Marlborough)ジョン・チャーチル(John Churchill)とその家族の肖像画の紹介がありました(こちら)。
中央(右から4番目)が公爵夫人サラ・チャーチル(Sarah Churchill)です。彼女のwikipediaにおける生涯の記述はアン(Anne)女王との関係で参考になります。
Ⓝから順にⒽに向かって進んでいきますが、代々の肖像画が掲げられています。その中の説明でこちらなどを対象に「ガーター勲章(Order of the Garter)」はどこに着けるかとの話しがありました。
こちらの様に胸につけるもの(星章、頚飾)もありますが、「舞踏会でソールズベリー伯爵夫人の靴下止め(ガーター)が外れて落ちたが、しエドワード3世はそれを拾い上げて自分の左足に付けた」という逸話がある通り(こちらを参照)、女性のガーターと同じに(位置は違いますが・・・)足に着けるのがポイント。明治天皇への伝達式のイラスト(こちら)で良く分かります。
もう一人、説明の中で出てきた人物が第9代マールバラ公チャールズ・スペンサー=チャーチルの元夫人コンスエロ・ヴァンダービルト(Consuelo Vanderbilt)でした。映画・小説のテーマになりそうな、高貴な貧乏貴族と持参金付きの富豪の娘と言った内容です(本人は望んでいなかったので最悪)。撮った写真が良くないのでこちら(家族の肖像画)を借用。
スペイン継承戦争(War of the Spanish Succession)でのブレンハイムの戦い(Battle of Blenheim)で、初代マールバラ公が大勝利を挙げた戦いを描いたタペストリーを飾っていました(こちら)。
シャンデリアや装飾、各部屋の家具・陶器も素晴らしい(こちらとこちらとこちらとこちら)。
ガイドから購入乃至管理費用などの逆質問がありましたが、我々の想定より2桁ぐらい上の数字が答えでした。