ブルーオリジン(Blue Origin)社の公式ブログによると、打ち上げたブルーオリジン・ニューシェパード(Blue Origin New Shepard)ロケットが高度100kmまで到達した後、再使用可能なように垂直着陸する試みに成功しました。
- Historic Rocket Landing【2015/11/23】
その映像がこちら(離着陸部分が実写で、宇宙空間での映像はアニメ)。
現状のブルーオリジン・ニューシェパードは、高度100㎞の宇宙空間で5分間の無重力体験ができる有人商用飛行を目標としています。この範囲ではこちらやこちらで紹介しているヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)社の「スペースシップツー(SpaceShipTwo)+母機ホワイトナイトツー(WhiteKnightTwo)」と同じ目標です。
垂直着陸についてはこちらとこちらで紹介しているスペースX(SpaceX)社も「ファルコン9(Falcon 9)」で開発中です。
ファルコン9が離床推力 4,940kN(キロ・ニュートン)・離陸重量 480トンであるのに対し、ブルーオリジン・ニューシェパードは各々1000キロニュートン・54トンであり、両社の当面の条件・目標が異なるので単純な比較はできませんが、宇宙空間まで到達した後で垂直着陸するという初の成功は喜ばしい限り。