昨日(27日)は奈良・京都に観光(?)旅行でした。"?"が付くのは目的が
- 奈良国立博物館「正倉院展」
- 醍醐寺「宗達とその時代」
- 京都国立博物館「琳派 京都を彩る」
さて、「正倉院展」は正倉院に収蔵している聖武天皇ゆかりの品をはじめ奈良時代の宝物が出陳される、恒例のものです。
開催場所の奈良国立博物館は既に長い入場待ちの行列ができていました。
幸いに団体入場だったので、待ち時間が大分助かりました。一方展示会場は非常に盛況でした。
今年展示していた宝物についてはこちらのページ下部にあります。こちらの動画[(1)から(5)まである]も参考に。
こちらにもまとめられています(歴史事項も参考になる)。
蛇紋岩(じゃもんがん)製の彫石横笛 [ちょうせきのおうてき]
正面に古様な趣の山水人物図を描く紫檀木画槽琵琶 [したんもくがそうのびわ]
悪漢・崑崙(こんろん)を懲らしめる好漢・力士の伎楽面 力士 [ぎがくめんりきし]
高位の人々が身につけた佩飾具(はいしょくぐ)の琥碧魚形 [こはくのうおがた]
染め象牙の"ものさし"である紅牙撥鏤尺 [こうげばちるのしゃく]
音声ガイドは内容豊富でしたし、不鮮明な絵や極小のデザインについて壁面に綺麗な拡大図画を掲げるなどの工夫は、鑑賞にとても役立ちました。
また、紙が貴重な品である時代を反映して、一度使われた公式の報告書の裏に、行事で使う詩歌を何度も重ね書き(推敲?練習?)している様(こちら)は、年中行事に関わる高位の人々の暮らしの一端に触れられて、思わずニヤリとしてしまいました。
【改訂】 2015年11月05日 10:20 宝物説明ページ紹介の追加