こちらのブログで「Microsoft Small Basic」の新版(Ver 1.1:以下、単に「Small Basic」と記します)公開に対するアナウンスがありました。前に紹介したビジュアルプログラミング言語「App Inventor 2」(こちらを参照)と違ってコードの記述がありますが、どの程度使いやすいか試行します。
先ずこちらから「Microsoft Small Basic 1.1 - 日本語」をダウンロード・インストールします。
途中「カスタム セットアップ」の選択でこちらの様に「ローカルハードドライブにすべてインストール」を指定しました。
オブジェクト指向プログラミング(object-oriented programming)言語に慣れる(or 真似た?言語への)入口教育を目的とする面が強いので、文法としてオブジェクト(Object)やプロパティ(Property)・メソッド(Method、「Small Basic」ではOperationと表現する事がある)・イベント(Event)といった言葉で表します。
こちらに日本語によるオブジェクトの解説があります。
先ず最初に例題として出てくる、"Hello"アプリを作ります。表示にはテキストベースとウィンドウベースがありますが、特に今回はテキストベースとします。
起動した所がこちらで、1つのソースが登録してありますが、メニューを見ても分かる通り実行環境も含みます。
「TextwWindow」オブジェクトに、プロパティとして「Title」を付け、「WriteLine」メソッドを使って表示しています。「Clock」オブジェクトから年月日を取得しています。
「実行」をすると、こちらの様に表示します。
「昇格する」というアイコンがありますが、これをクリックするとソースを「Visual Basic」へ変換する事となり、「Small Basic」としてコンパイルする機能がないようなので、この実行環境の範囲内での利用に限る事にします。
次回はウィンドウベースでの"Hello"アプリを作ります。