これまでこちらなどで、民間人向け宇宙小旅行の搭乗宇宙船「スペースシップツー(SpaceShipTwo)」の紹介していましたが、2014年10月にテスト飛行で分解事故を起こしました(こちら)。
- 民間人向け宇宙小旅行の搭乗宇宙船「スペースシップツー」が3回目のロケット推進試験飛行【2014年01月13日】
米国・国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board、NTSB)が調査してきましたが、先日最終報告を公開しました。NTSBのプレスリリースによると、本来降下時に使うフェザーシステム(feather system)を、副操縦士がこれまで経験しなかった何らかの理由で早まって適用した為で、機体製造会社に対してもヒューマンエラーに対する配慮が足りなかったと指摘しています。
想定の動作はこちらの解説図とこちらの動画です。
こちらの実際の映像でも上昇中は主翼を動かす事はありませんが、15km以上の上空で降下時に主翼を羽子板の羽根の様にして機体の安定を保つ時に使います。
死亡した副操縦士には気の毒ですが、更に安全性に対応して(一般サラリーマンでは無理でしょうが・・・)宇宙遊泳が楽しめる時代になって欲しい。