こちらの米国NASAの記事でNASAの夜光雲観測衛星AIM(Aeronomy of Ice in the Mesosphere)が、6月10日に捉えた地球規模での夜光雲(Noctilucent Clouds)の発生状況(こちら。衛星が北極上を何度か通過した時の観測データを合成)を伝えていました。
- Night-Shining Clouds【2015/06/19】
夜光雲(こちらの現象)に関するまとめがこちらにありますが、図を中心に補足しておきます。
発生するのは、こちらの様に中間圏(mesosphere)という成層圏と熱圏の間にある高度50~80kmです。
高度20~30km付近の成層圏にできる真珠母雲(Mother-of-pearl clouds、Polar stratospheric cloud。こちら)や普通の雲が発生する対流圏にできる夕焼け雲(Afterglow。こちら)とは、発生の原理は違いますが、太陽光の反射が反射対象の高度によって違う現象を現すものと言えます(こちらを参照)。
国際宇宙ステーション(ISS)から撮った写真や特殊な現象を以下に掲載しておきます。
ISSから2013年1月撮影
2007年8月に打ち上げた火星へ宇宙船を乗せたロケットの排気により発生
夜光雲とオーロラ(aurora)
noctilucent-cloud-aurora-6-8-2015-Canada-Harlan-Thomas1.jpg (JPEG 画像, 2263x1375 px) - 表示倍率 (57%) via kwout