昨日(6月30日)夕方のニュースで、リンゴ病が流行っているとの事でした。正式名称は「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」で、経気道的な飛沫感染するヒトパルボウイルスB19の初感染に依ります。ウイルスの気道分泌物への排泄が原因。
感染後17~18日後に現れるこちらのページにあるような発疹から名付けられました。
Wikipediaによれば、感染7日目頃から成人の場合に発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの症状が出るが、小児ではこれらの症状が欠けることが多く、更に1週間の無症状期があった後に発疹が出現します。
特異的な治療方法はなく、ウイルスの排泄は特徴的な症状が出現するよりも1週間以上前であり、隔離による伝播予防も困難との事(こちらを参照)。
子供の時に免疫を獲得する疾患といえますが、妊婦などは母子感染を伴うので特に注意が必要です。こちらとこちらを参照。