2015年05月30日

「NHK技研公開」に行ってきました


NHK放送技術研究所が最新の研究動向を公開する「NHK技研公開 2015」(開催:5月28日~5月31日)に行ってきました。メインテーマは「8K(スーパーハイビジョン)衛星放送実験」について。




2016年に放送衛星(BS/CSなどの具体的なチャンネルなどは未定とか)による8K試験放送を開始する準備は着々と進んでいるようで、8K用のカメラシステム(こちら)や一般家庭向けサイズの55型テレビなどを展示デモ(こちら)をしていました。



8K用のカメラシステムは、家庭向けビデオカメラを一回り大きくしたサイズになっていました(これは屋外用で、スタジオで使うカメラはもう少し大きいのでしょうが・・・)。

145インチ/85インチテレビも展示していて素晴らしい画質ですが、13.3インチの有機ELディスプレイ(こちら)では更にドットも見えないぐらい・・・




8K映像を圧縮して録画する装置(メモリーは半導体メモリー)や、アーカイブスとして保存する媒体方式についても(現行のレーザーディスクの様なもの)研究成果を公開していました。放送運営する側だけでなく、一般聴視する側で普及する為にもビデオ装置や保存媒体として必要になるはずです。

試験放送は衛星放送を第1段階としていますが、地上波放送として実現できる技術的な確認がとれた段階だそうです。



一方、8K試験放送対応でのハイブリッドキャストサービスを開発しています。実施していたデモでは、タブレットからの操作で、通常の放送映像とNHKオンデマンドの番組映像の切替え・選択や、YouTubeが実験している「マルチカメラアングル」再生(こちらを参照)のようなアングル選択が可能になっていました。

また、顔認識(?)で出演者の名前などをタブレット上の映像に付加表示などもしていました。


現状のテレビ映像では2つの課題があると思っています。

1つは画像の焦点が1つしか設定できない為に、距離的に近い人と遠い人が1画面に入っている場合、どちらかがボケた映りになります(映像テクニックとして焦点を当てた所に注目して欲しい場合もあるでしょうが・・・)。これにはマルチアングルで焦点選択をユーザによるタブレット制御とするか、2つの画像を上手く(画面構成の考慮もして)リアルタイムな合成にできないかと思っています。

もう1点は大きな画面のテレビでも小さなテレビでも人の顔のクローズアップなど、1つの映像ストリームで流している事です。これなども(クローズアップ映像部分だけが異なる)複数の映像ストリームを流せないかと思います。

尚、NHKのスタッフによると課題としては意識しているとの事です。



他にも興味が湧くテーマは多かったのですが、別の機会にしたいと思います。


 
posted by 鎌倉太郎 at 01:51| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック