今回の綺麗な銀河・星雲は、いて座(Sagittarius)にあるHII領域(HII region)「三裂星雲(Trifid Nebula、M20、NGC 6514)」です(こちら こちらとこちらとこちらとこちら)。
『星雲が3つの部分に裂けて見えるところから三裂星雲と呼ばれている。ただし、実際に星雲が3つに分割されているわけではなく、M20の輝いて見える散光星雲の手前に位置する暗黒星雲の姿により、後ろの散光星雲が3つに分割されているように見えている。三裂星雲と名付けたのはジョン・ハーシェルである。ところが、この名前は写真を初めて見た人を惑わす。ジョンの父である、ウィリアム・ハーシェルはこの星雲を「四つ」に分けてカタログしていた。実際、この星雲は4つの部分に分かれているようにも見え、「クローバー」にたとえる人もいる。』(Wikipedia)
散光星雲(Diffuse nebula)は、輝線星雲(Emission Nebula)と反射星雲(reflection nebula)の二種が混在している領域をいい、輝線星雲をHII領域とも呼びます。
【改訂】 2021年09月05日 00:05 画像の追加
2020年11月02日 21:10 画像の差替え
2018年11月20日 17:30 画像の追加
2018年08月25日 00:20 新画像の追加、追記