観光最終日の第6日はエローラ石窟群(Ellora Caves)で、最大のポイントがヒンドゥー教の寺院「カイラーサナータ寺院(Kailasanatha Temple)」です。ヒンドゥー教の石窟群には、僧侶たちの生活・修行の場であるヴィハーラ窟(Vihara)はありません。
カイラーサナータ寺院の配置はこちら。
第一に驚くのは石窟ではなく、山から寺院全体を切り出してしまっている事です。正面がこちらで、中央の塔門から入場しました。
お堂(前殿と本殿)の左(こちら。右はお堂)と右(こちら)を見ると、およそ100年を掛けて削り続けた結果に驚嘆でした。
高い位置から全体が撮れる場所に行けていないので写真を借用すると、こちら(左奥側から撮っている)やこちら(右正面側から)です。
先ず塔門の左右の彫刻は良かったですが、塔門を抜けた直ぐ正面の彫刻(こちら)、塔門の裏側の彫刻(こちら)などでヒンドゥー教の世界に引き込まれます。
こちらがスタンバ(方形の石柱)とシヴァの乗り物とされるの牡牛を祀るナンディー(Nandi)堂です。
本堂の裏側にも回廊(こちらやこちら)、両側面には付属寺院や回廊(こちら。右側壁面)があります。
最後の写真にはスタンバ(方形の石柱)が中央にあり、後ろにゾウの像が見えますネ。スタンバとゾウはお堂の左右に一対ずつあります。
シヴァは踊りの王「ナタラージャ(Nataraja)」の異名を持ちます。お堂裏側の回廊にはこちらの様に彫られています。
本堂・前殿の内部と周りの彫刻については次回の投稿とします。