観光最終日の第6日はエローラ石窟群(Ellora Caves)でした。ここには5世紀から10世紀の間に造られた仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の石窟群があります。
宿泊のアウランガーバード(Aurangabad)からバスで約1時間で着きました(こちらのGoogleマップを参照)。
インドの旅 - エローラ石窟群 via kwout
エローラ石窟群は第1窟~第34窟までありますが(こちらを参照)、第1窟~第12窟が7世紀から8世紀にかけて造られた仏教関連の石窟、第13窟~第29窟は6世紀から9世紀にかけて造られたヒンドゥー教関連の石窟、第30窟~第34窟が9世紀頃に造られたジャイナ教関連の石窟です。
今回の投稿は仏教関連の石窟についてです。
先ず第10窟はここでは唯一のストゥーパ(stûpa)を祀るチャイティヤ窟(Chaitya)です(こちら)。
2階のバルコニーに登る事ができた(2階のベランダがこちらで、1階と2階部分を撮ったのがこちら)ので、撮った写真がこちらとこちら。
こちらに彫りの写真を掲載しておきます。
第10窟以外は全て僧侶たちの生活・修行の場であるヴィハーラ窟(Vihara)になっています。代表として第12窟を見学しました。こちらやこちらやこちらの様に大規模な住居空間になっていて、入口前には広い広場があります。
内部の彫りが素晴らしい(こちらやこちらやこちら)。
奥に祀られたシャカ像は、鍵の掛かった狭い本堂の引戸をワザワザ開けて見せてもらえました(こちら。近すぎて全体が撮れなかった・・・のでパノラマ処理)。
アジャンター石窟群の場合と違って、エローラ石窟群の漆喰の保存が(気象条件などで?)できなかったので、殆ど描画が残っていません。その分フラッシュを使った撮影ができました・・・
ただ奥にある本堂内の天井や像には一部彩色が残っていました(こちらやこちらやこちら)。