2015年03月30日

インドの旅(14) - アジャンター石窟群(2)


アジャンター石窟群は、石窟を作る事自体が大変な作業であった訳ですが、有名にしているのは漆喰に描かれた壁画です。その代表が第1窟です。


アジャンター石窟群はこちらの様にワゴーラー川(Waghur)湾曲部を囲む断崖にあります。




第1窟はアジャンター石窟群では後期に対応するヴィハーラ窟(Vihara)であり(前回の投稿を参照)、奥に本尊・ブッダ像(こちら)を祀っています。



左の壁面には「蓮華手菩薩」が描かれています(こちら。パノラマ処理済み)。


法隆寺金堂に描かれた菩薩像のルーツと云われています。この写真の左半分は王宮で灌頂する王の図になっています。


右の壁面は「金剛手菩薩」を描いています(こちら)。




天井には草花・果物・動物などが極彩色で描かれ(こちら)、柱の上部は浮き彫りされています(こちら)。





その他の壁面にも美しい絵が描かれています(こちらこちら)。





尚、アジャンター石窟では漆喰に描かれた絵を保護する為、フラッシュは禁止です。上掲の一部写真で局所的に明るくなっている所は、現地ガイドによる説明の為の懐中電灯の明かりです。


 
posted by 鎌倉太郎 at 11:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-インド | 更新情報をチェックする
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