第3日のアグラに着いて「アーグラ城塞(Agra Fort)」に続く2つ目の観光が、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン(Shah Jahan)が、妃ムムターズ・マハル(Mumtaz Mahal)の為に建設した総大理石の墓廟「タージ・マハル(Taj Mahal)」でした。
タージ・マハルはインドにとって最大の観光資源であるとの認識から、排気ガスを出す車は近寄らせず、1.2km離れたチケット売り場(Shilpram)からこちらの電気自動車(シャトル)で東門に移動します。
Googleマップではこちらの様になっています。
インドの旅 - タージ・マハル via kwout
東門では空港と同じレベルのセキュリティ・チェックを受けてから、正門(大楼門。こちら)に向かいます。
正門を見た時点で如何に大きな霊廟であるかが分かります。
こちらの様に細かな細工も施されている上、赤砂岩に白のラインが鮮明に輝いていました。
正門をくぐると白大理石でできた有名なこちらの景色となります。
均衡のとれた素晴らしい墓廟です。実は到着した時点では噴水が出ていたので水に映る姿が撮れなかったのですが、帰り際には噴水が止められたので綺麗な写真になりました。
正門から撮った写真では、木に隠れて左右の建物があまり見えないのですが、別の角度からはこちらとこちらの通りモスク(左)と迎賓の為の集会場(右)があります。
イスラムのモスクでは入る時靴を脱ぎますが、ここでは渡されていた靴カバーを付けて墓廟の基壇に登ります。
基壇から墓廟を見ると更に世界一豪華である事も実感できます(こちら)。
真近で見るとこちらやこちらやこちらの様に華麗で繊細な細工が見えます。
振り返って基壇から見る中庭も素晴らしい(こちら)。
墓廟の裏も正面と同じ造りになっています。ヤムナー川(Yamuna River)の方に目をやると(こちら)、対岸にも公園があります。
ガイドブックによると、対岸には黒大理石でシャー・ジャハーン自らの墓を造り、2つの墓廟を橋で結ぶ夢を持っていたそうです。領土や文化・治世としては最盛期を作り上げたにも関わらず、膨大なタージ・マハルの建設費で国を傾け、息子に幽閉させられた結果、叶わぬ夢となった訳です。
墓廟の中で撮影はできませんが、見られる棺の真下にある墓所に並んで葬られています。