ホテルを am 6時30分に出発し、最初の目的地デスヴァレーの「バッドウォーター(Badwater)盆地(Badwater Basin)」に到着したのが、途中1ケ所の休憩を入れて am 9時過ぎでした。途中の景色はガイドにとって殆ど説明する事のない荒涼としたものでしたから、殆どが観光とは関係のない話しに終始していました。ガイドからしたら時間を持たせないといけない訳ですから、自分の事や主張を含めて幅広い話しをしましたが、それはそれとして有意義な会話になっていたと思います。
さて、「バッドウォーター」までのルートは、Google地図でこちら。地図からも分かる通り、ラスベガスはネバダ州ですが、「バッドウォーター」はカリフォルニア州にあります。
「バッドウォーター」には駐車場と木の(歩道)橋、それに簡単な説明パネルがあるだけです(こちら)。木の(歩道)橋のかなり先まで歩いて行けたのですが、低い位置から見た限りではこの先もこんなものかと思って橋の先少し行った所で止めてしまいました。
帰国して今の時点でGoogle地図の地形写真(こちら)を見ると、もっと先まで歩いて行くべきだったと反省・・・きっと違う景色があったかも知れません(こんな・・・)。
「バッドウォーター」付近は完全に干上がっている訳ではありません(こちら)。
この駐車場の反対側の崖には「SEA LEVEL」の表示があり(こちら)、標高(海抜)マイナス85.5mを認識できます。
良く知られている通り、元々浅瀬であった所にロッキー山脈が盛り上がって塩湖となり、長い時間を掛けて干上がったと云います。実は非常に複雑な隆起形成をしていて、一旦盛り上がってできた火山帯が東西に引き伸ばされ、幾つかの山脈と盆地が交互に地形が形成されました。デスヴァレー国立公園内にはパナミント山脈(Panamint Range)を挟んでパナミント渓谷もあります(そこには行っていません)。
次が「デビルズ・ゴルフ・コース(Devil's Golf Course)」でした。「バッドウォーター」よりもデコボコした様が目立ちました(こちら、再掲)。
かつては流れ込んでいた河口付近の地形が判ります(こちら)。
「アーティスツ・パレット(Artist's Palette)」では造山活動や地層隆起などによる鉱物が複雑に露出しているポイントです。鉱石の種類によって見える色が変わり、珍しい岩肌をしていました(こちら、再掲)。
昼食をした後、ビジターセンターを訪れました。デスヴァレーの地形模型を置いていましたが、デスヴァレー国立公園に生息する動植物の展示・解説をしていました(こちら)。
最後がダンテズ・ビュー(Dante's View)でしたが、霧で数十m程度しか視界がありませんでした。1600m以上の高さがあり、下から見ていても山の上に雲がかかっていましたので、見えないものと考えていました。もし晴れていればこのように見えたはず・・・
Google地図のストリート・ビューでも様子を見る事ができます。