米国西海岸の旅の第3日は、シアトルにある航空博物館(Museum of Flight)に行きました。キング郡国際空港(King County International Airport、Boeing Field)に隣接しています。行き方や外観は概略投稿でしていますので、今回は展示している内容に重点をおきます。
主な展示スペースの配置がこちら。
これ以外に道路の反対側に、コンコルドやケネディ大統領などが使っていた"Air Force One"(大統領専用機)の展示がある屋外のエリアもあります。地図の一部に書いてある通り、音声ガイド(有料)があります。各展示に(英語による)解説がありますが、日本語によるガイドがあるので助かりました。
先ず、上掲の地図で"Great Gallery"といっているのがこちら。
Google地図のストリートビューで見られるようにもなっています(こちら)。
中央の"Ground Level"に置かれているのは、戦略偵察機SR-71(愛称はブラックバード[Blackbird])の原型機A-12の派生型であるM-21で、背面に乗せられているのがD-21。
音声ガイドでによるA-12から始まりSR-71に到る発展の中で開発ストーリーも面白かった。
M-21の背後にあるのがファントムII(Phantom II、正式にはF-4)とミグ21(MiG-21)、ベトナム戦争のライバルであった事を意識して、性能比較するパネルなども置かれていました(こちら)。
更に朝鮮戦争でのライバルであったF-86(愛称:セイバー[Sabre])とミグ15(MiG-15)も、並べて比較していました(こちら)。
空母の艦載機 A-4スカイホーク(Skyhawk)とF9Fクーガー(Cougar)に対しては、航空母艦の模型を近辺に配置するなどしていました(こちら)。
回転翼系としてベトナム戦争で使われたUH-1 Iroquoisも展示(こちら)。
その他に天井から吊り下げる"Cloud Level"で、第二次世界大戦でドイツが開発したミサイルV1飛行爆弾(V-1 flying bomb)や最近の空中発射巡航ミサイル(ALCM=Air Launch Cruise Missile) AGM-86Bもありました(こちら)。