2014年11月29日

南米の旅(15) - 帰国途中のニューヨーク


第7日はイグアスの滝をアルゼンチン側とブラジル側の両方から観光して、今回の南米の旅行は実質的に終わりでした。なるべく気候の良い時期を選んだつもりでしたが、幸いにして良い天気に恵まれたと思います。特にナスカの地上絵を見る為に300㎞を移動中は霧がちであったし、ナスカの上空も天候が良くないとの情報等もあり心配しました。また、マチュピチュでは朝方小雨模様で山の上部は霧が掛かっていましたが、遺跡に到着して観光を始めた途端に霧などは無くなっていました。更に、イグアスの滝の観光では、2~3日前に雨が降り非常に勢いのある滝の姿を見る事ができました。



さて第7日のイグアス観光が終わると早速帰国となります。航空便の都合で再びペルーのリマ空港経由でニューヨークへ向かいますが、機中泊でam9:00頃に到着し、有難い事にマンハッタン島での自由行動時間が半日程度ありました。ツアーの全員を運ぶバスがJ.F.ケネディー空港からブルックリン地区を通る時に交通渋滞にあいましたが、マンハッタンの最南端バッテリーパークで一時解散して自由行動に移りました(第8日です)。

ニューヨークは3度目です。バッテリーパークは以前と変わらず和やかでした。




先ず向かったのが「9.11メモリアルパーク(Memorial and Museum)」。前回にニューヨークを訪問したのが2004年で、2001年の同時多発テロの衝撃がまだ残っている雰囲気にあり、「グラウンド・ゼロ」と呼ばれたワールドトレードセンター跡地も、窪んだ場所(当時の写真がこちら)を取り囲む柵越えに多くの人達がじっと立って俯きに覗き込んでいるのが印象的でした。



テロから丸13年経った今の様子がこちらこちら




ニューヨークの全体的な雰囲気は明るく和やかに思いましたが、このように多くの人が集いこの地区だけは悲しみの雰囲気が残っていました。


周りを見ても未だ工事中ですが、帰国して間もなく「1 ワールドトレードセンター」が開業したとのニュースに接し、非常に喜んでいます。「ワールドトレードセンター・コンプレックス」としてはもう少し掛かるようです(構成はこちら)。



地下鉄WTC駅が未だ工事中との事で、リーマン・ショックに端を発する世界的金融危機の際にウォール街のデモ拠点となったズッコッティ・パーク(こちら)の横を通って少し離れたフルトン・ストリート駅からA線で次の目的地「ハイライン」(14ストリート駅で下車)に向かいました。



「ハイライン」は廃線となっていた貨物列車用の高架鉄道跡を使った公園です(こちらこちら)。



左の植栽の中に一部それとなく線路などを残した造りです(こちら)。





少しの区間を散策しただけで、モデルの写真を撮っているプロ・カメラマンが2組ほど見られましたから、トレンディーな場所と認識されているようでした。


「ハイライン」に接続するビルにチェルシー・マーケット(Chelsea Market、こちら)があり、昼食用の軽食を購入して公園の露店近くに設置したテーブルで食事、陽ざしと涼しい風に当たって気持ちの良い時間を過ごせました。





今回訪れたバッテリーパーク、9.11メモリアルパーク、ハイラインを、こちらのGoogle地図上にプロットしておきます。




再び地下鉄で夕方の待ち合わせ場所である7番街まで行き、近くを散策したり夕食をとったりして待合せ時間に調整。後は空港近くのホテルで1泊後に無事日本帰国となりました。特に大きな事故・病人が出る事もなく、ツアー参加者全員が気持ち良く帰国できたのは幸いでした。


 
posted by 鎌倉太郎 at 14:20| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-中南米の旅 | 更新情報をチェックする
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