2014年07月28日

オーストリアの旅(33) - 幸福と悲しみのモチーフを刻む凱旋門


今回は第8日に、近郊イーグルス(Igls、標高:900m)のパッチャーコーフェル(Patscherkofel、標高:2246m)へのロープウエイは夕方には運行を終了しましたが、インスブルックに戻ってきても明るいので、「凱旋門」に寄りました。


第8日の概略はこちらに投稿をしています。インスブルック市街の観光ポイントはこちらのGoogle地図に示します。




この「凱旋門」は女帝マリア・テレジア(Maria Theresa)が、息子である皇帝レオポルト2世(Leopold II)とスペイン王女ルドヴィガ([独]Maria Ludovika)との結婚を祝して建設しましたが、その同時期に夫の皇帝フランツ1世(Franz I)が急死しました。南側(こちらこちら)には「生と幸福」の、北側(こちらこちら)には「死と悲しみ」のモチーフを刻んでいます。

「生と幸福」のモチーフを刻む凱旋門の南側




「死と悲しみ」のモチーフを刻む凱旋門の北側





凱旋門を少し離れて北側から撮った写真が印象的でした(こちら)。背景の山はザーレス(Serles、標高:2718m)山です。



マリア・テレジアは夫フランツ1世の死後自らの死まで喪服だけの生活を送ったと言われます。



第9日は翌日の移動を考慮して体力温存で宿泊地近辺を散策しました。次回は第10日にザルツブルクへ移動する途中で寄ったクーフシュタインの城塞について投稿します。


 
posted by 鎌倉太郎 at 06:08| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-オーストリア | 更新情報をチェックする
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