東京・幕張メッセで開催しているCAETEC JAPAN(期間:2013/10/1~10/5)に行ってきました。
宇宙から一般家庭の機器まで展示品目は幅広いですが、事前の記事では4Kテレビや日産の自動運転自動車が話題に挙がっていました。
4Kテレビは相変わらず画像比較の展示などが多かったのですが、これまでのような盛り上がりではなかった(落ち着いた?)様に感じました。
自動運転自動車に関しては実際のデモを観ましたが、モデル化していて未だ現実的な環境では無いとしても、(屋内のデモなので)GPS衛星からの位置情報を利用しないで、地図情報と画像認識・センサーで走行していたのは凄い。色々な運転上の波乱要因を認識技術で対応していけるか大いに期待したい。
トヨタなどは人間のミスを補完する位置付けを目標としているそうですが(日産も当面はその方向でしょうが・・・)、第一ステップとして高速道路での長距離走行が(標準車で)半自動化できる事を(法律体系も含めて)期待したい。(高級車では?スマホからの指示による)駐車場での自動駐車ができているそうです・・・
全てのブースを詳細に見られた訳ではありませんが、以下でこれら以外の面白い(感心した)テーマを取り上げます。
1.荷物持ち上げ補助
こちらの写真では腰を屈めて重い荷物を持ち上げる動作の補助装置です。
具体的には太ももを支点に腰の屈伸力を強化します。離れた場所・違う方向へ運ぶ動作は人間の力に拠るので、腰を屈める動作を何度も繰り返す作業で腰を痛めない事が目標です。実用時には極力低価格にしたいとの事(どちらかというと法人向け)。
2.DENSOの「む~ん(moon!)」ビークル
こちらの写真の通り、大きな輪の中に1500の車輪を埋めている一人乗りの移動装置。技術的な興味(会社としての技術力強調)でしょうが、特殊な環境(例えばケーブル上での作業)に使えそうに思える。
3.各種センサーを組み込んでみたモデル運転台
自動車の運転操作をアシストする各種センサーを組み込んでみたモデル運転台(こちら)は、1社でここまでの各種センサーを提供していて、未来の自動車での使われ方(こちらは提案レベルだが・・・)が分かる。
4.自動車による非常時の電力供給
自動車のバッテリーが非常時には有効である事が、先般の東日本大震災の際に分かりました。こちらのイメージ図(製品:EV Power Station)はそれを更に突き詰めて家の最低限の電力供給も賄ってしまおうというものです。
太陽パネルによる供給と蓄電はこれまでにもありましたが・・・
最後に、展示会場を出た時こんなに綺麗な虹が見えていました。見ている間に台風が過ぎ去ったようです・・・
ラベル:CAETEC