2013年02月26日
カンボジア・アンコール遺跡群の観光(24) - ニャック・ポアン寺院と東メボン寺院
アンコール遺跡での寺院巡りも最終段階になりました。今回はニャック・ポアン(Neak Pean)寺院と東メボン(East Mebon)寺院です。何れもバライ(baray、貯水池)に関わります。Google地図でこちら。
プリヤ・カーン寺院(こちらで投稿)のバライの中心にある人工島に設置された寺院という位置付けがニャック・ポアン寺院です。
ニャック・ポアン寺院の構成はこちらで、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建立された仏教寺院です。
北側の入口から入って見た所がこちら。
手前が小池で、その奥が中央祠堂になります。上掲の写真ではよく分かりませんが、中央祠堂の(上掲写真で)左部分に神馬バラーハ像があります(参考にWikipediaからこちら)。
人食い鬼の住む島から商人たちを救った観音菩薩の化身である神馬バラーハの説話を表しているそうです。
東メボン寺院は東バライの中心にある人工島に設置された寺院(こちらやこちら)で、10世紀にラージェンドラヴァルマン2世が建立しました。現在、東バライは干上がっています。
西バライは今でも水を湛えています。シェリムアップ空港に着陸する際に撮った西バライのこちらの写真から、東メボンの大きさも想像できます。
建立時はヒンドゥー寺院でしたが、中央祠堂(こちら)には現在仏像が祀られていました(こちら。パノラマ処理しています)。
また、周壁の四隅には巨大なゾウの石像が立っていました(こちら)。
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