2013年01月30日
カンボジア・アンコール遺跡群の観光(13) - ロリュオス遺跡群(2) プリア・コー寺院
今回は第3日目のロリュオス遺跡群のヒンドゥー教 プリア・コー(Preah Ko)寺院(9世紀後半に建立)です。こちらのGoogle地図を参照。
6つの祠堂からなります(こちら。パノラマ処理。前後列各3基)。
ロレイ寺院の投稿でも書いたように、アンコール期の比較的古い年代の建築法として、煉瓦の枠組に砂岩の彫刻をはめ、煉瓦の外壁面の装飾として漆喰を塗って更に文様を施しているのが分かります(こちらやこちらやこちら)。
プリア・コーは「聖なる牛」という意味で、この寺に祀られていた聖牛ナンディン(Nandin)に由来し像が3体並んでいます(こちら)。
祠堂を守るシンハ(simha、サンスクリットでライオンの意味。日本でいう狛犬)は外側を向いていますが、シヴァ神の乗り物とされる聖牛ナンディンは祠堂の方を向いています(上掲のパノラマ写真を参照)。
カンボジアの牛は背中にこぶがあります(ジャワ島でもそうだった・・・)。こぶがあるから聖牛(逆に聖牛だからこぶを付けた)と思っていたのですが、田園をバスで走行している時に放牧している牛を注意してみていると確かにこぶがあります(こちらも参照)。和牛とは違う種類のようです。
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